アーリーリタイアと郊外生活 2019
私は、アーリーリタイア後も郊外生活してます。けっこう快適です。
- 以前書いたご参考エントリー:アーリーリタイアと郊外生活
駅前人口が少ない
最近気が付いたのは駅前人口が少ないこと。駅前人口とは、私が今、勝手に名付けた駅前の通りのいろんなお店にいる人の数のこと。「ベッドタウン」という古い言葉通りの街なので、
- 日中は、みんな働きに行っている。
- 年寄りは、わざわざ、駅に出掛けない。
- 平日の夜は、一目散に家に帰る人も多い。
- 休日は、大型店や都会に出掛けてしまう。
とまあ、よく考えてみると、人が集まらない理由には事欠きません。
最近、気が付いたのは、駅前のコーヒーチェーン店が「適度に」空いていること。大昔の学生のように「コーヒー一杯で丸一日」というのはさすがにしてませんが、やろうと思えばできそうな気がする程度には、ちょうど良いのです。
ローコストの知的作業の場
で、ここは、ローコストの知的作業の場になるな、と。長居がしやすいし。
個人差はあるとは思いますが、家にいるより外にいた方が、人間の知的生産性って上がります。よく、漫画家が喫茶店でネームをやるとか、作家が原稿を書いたりする理由が、去年、自分で本を書いたこともあって、よくわかるようになったのです。昔は、なんで、自宅でやんないんだろう?と思ってました。
ポイントは集中力。
自宅って、何かやっていると、電話が鳴ったり(多くはくだらない勧誘です)、要介護の母に呼ばれたりして一気にぶちっと集中力が切れ、ふと家事を思い出して、また集中力が切れ、パソコンで作業していても急にネットを見出したりゲームをし出したりと、自業自得の部分も含めて集中力を下げる事象に満ち溢れているのです。
徒歩圏内にこんな良い場所があるなんて、拙著の執筆中に気が付けば良かったです。
妙にバランスの良い利用客層
で、これまた地域によって差があるとは思うのですが、比較的現役世代のお客さんが多いんですよ。私の住んでいるところは高齢者の比率がかなり高いので、でっきり、こういう場所は、高齢者のたまり場(失礼)のひとつになっているんじゃないかと勝手に想像してたのです。現役時代の私は、近場の飲み屋に行くことはあっても、コーヒーチェーン店を利用することが全くなく気が付いていませんでした。
想像するに、年寄りはわざわざお金のかかるところには行かなかったり、コーヒーチェーン店にこれまでの人生では行ったことがなく妙に敷居の高さを感じていたり(古い喫茶店には「主」みたいな高齢者がいたりするのに)、そもそも駅前人口が少ないこととの関連性があったり。ご多分に漏れず、病院や無料で利用できる地域の施設や大型スーパーの休憩所は、やたら高齢者が満ち溢れていて、そちらに高齢者外出人口が集中しているようです。
てなわけで、妙に利用客の世代間バランスがとれ、適度に空いている近所のコーヒーチェーン店は、個人的に使い勝手の良い居場所のひとつになっています。
アーリーリタイアを考えていらっしゃる方の中には、「お金はあるけど、諸般の事情でアーリーリタイア後の自宅に居場所がない」とお悩みの方もいらっしゃると思いますが、こういったことも含めて、終生の棲み家探しをしてみるのも良いのかもしれません。
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