自分が積み立てている投資信託の純資産総額の推移を見てみる
投資信託選びのイロハのイ、基本のキのひとつに、純資産総額の推移のチェックがあります。だんだん減っているときは要注意。我が家の積立投資の対象は、いまや、
の2ファンドだけ。超シンプル、ゆえにチェックも楽チンです。てなわけで、さくっと、チェックしてみます。
その1 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
まずは、セゾン投信さんの運用状況です。(こちら)
私がチェックしてる着眼点は、次の二つです。
- 長期的に右肩上がりか? →右肩上がり。
- 基準価額が下がったとき極端に減らないか? →横ばいないしは増えてる。
セゾンバンガードのいいところは、2番目。赤丸を付けたところですが、基準価額が下がれば当然、純資産総額は減るはずです。ところが、その間も純資産総額が減るどころか、ペースの鈍化はあるものの伸びています。同ファンドの受益者は、資産価値が減ったときこそ、資金を投入するタイプの人たちなのですね。こういう行動パターンが、受益者にインベスターリターンをもたらしているのであります。
その2 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
次は、eMAXIS Slim オール・カントリーの運用状況です。(こちら)
さて、セゾンバンガードに比べると歴史の浅い同ファンドではありますが、こちらも
- 全体として(まだ長期とは書けない)、右肩上がり。
- 基準価額が減ったときも増えている。(同じく赤丸のところ)
セゾンバンガードと、同じような傾向が見て取れました。
よかった〜。
以上、我が家の積立投信のチェックでした。
みなさまも、たまには、ご自身のファンドを「純資産総額の推移」という視点で見てみてはいかがでしょうか?そのファンドの乗組員(受益者)が、どう言う性格の人かがなんとなくわかります。
余談
インデックスファンドは、受益者がどんな性格であれ、ひたすら指数に連動するわけですから、受益者の売買動向がファンドのパフォーマンスに影響することは少ないとは思いますが、極端な動きは、償還ともつながりかねません。
一方、アクティブファンドだと、相場の動向で急に買いまくったり、急に売り飛ばすような受益者が参入して来た場合、せっかく、ファンドマネージャーが長期的な資産形成を旨としていても、あわてて投資先を考えなくてはいけなくなったり、泣く泣くファンドの保有銘柄を売らなければ行けなくなるというケースも容易に想像できます。「受益者に貴賤なし」とは言え、長期投資指向の受益者からするといささか迷惑な話です。
長期投資家としては、できれば、長期投資=バイ・アンド・ホールド指向の受益者ばっかりのファンドを買いたいですよね。
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