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2019年4月 6日 (土)

お金の使い途

お金は何に使うかによって価値観が違いますが、アーリーリタイア後というか、50を越えた頃から変わったことのひとつがそのあたり。これは蓄財の目標をどのあたりに設定するのかということとも関係があります。

ここでのお題は、良くある「もしも1億円あったなら」です。

考え方その1 それで何が買えるか考える。

たとえば、1億円があったら、

  • それなりの家や別荘(不動産)が買える
  • ヨットが買える。
  • 高級車が買える。
  • 豪華客船に乗れる。

あと、

  • 株がどっさり買える。

というのもそれですかね。

考え方その2 それで何年生き延びられるか考える。

私も、昔は、その1のような思考パターンだったのですが、セミリタイア後の「あるある」なんでしょうか。今の私は、思わず、何年分の生活費なのかな、と考えてます。

こういう考え方だと、同じ1億円でも、人によって価値が変わってくるわけです。

  • 「月10万円で生きる!」と言う人は、1000ヶ月分(83年分)の 生活費
  • 「月20万円で生きる!」と言う人は、 500ヶ月分(42年分)の 生活費
  • 「月30万円で生きる!」と言う人は、 333ヶ月分(28年分)の 生活費

という具合。

この考え方が大事というか普通というか切実になってくるのがリタイア後。当ブログでも何度かエントリーを作ってますが、これに運用利率を加味して、ついつい「お金の寿命」の延命を考えてしまうのでありますが、「お金の寿命」は月々必要なお金を減らせば伸びるのです。もしも、浪費をしたいのであれば、その分だけバイトなり何なりで収入を確保する方が、下手な運用に期待するより、手っ取り早く健全かつ堅実と思われます。

退職金なんかで良く聞く事例では、つい「その1」的な考え方をして使ってしまい、あとで「その2」の考え方になって、ありゃしまった、みたいな。ここで、あわてて軌道修正しようとして、お金の寿命を伸ばすための運用利率の呪縛にとらわれると、金融機関の資産運用のワナにまんまとはまってしまうという寸法です。そうならないように金融リテラシーを身に付けておくことが、資産運用のひとつの目的でもあります。

それにしても、価値を計る尺度というのは重要だなあ、とあらためて思う今日この頃です。

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