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2019年4月21日 (日)

実質コストの話 2019

当ブログの読者様には、初心者の方もたくさんいらっしゃるので、例年、アップデートを兼ねて書いている「実質コストの話」です。昨日エントリーを上げた、MUKAMブロガーミーティングで席で、実質コストの話が出ていて、今年はまだ書いていないのを思い出しました。と言うことで、平成最後のこのテーマ。

実質コストまとめ

  • 投資信託には、持っているだけでかかる保有コストがあり、長期の運用に大きな影響を与える。
  • 保有コストの中には、信託報酬だけではなく、実際に運用しないとわからない運用コストもある。
  • これら全部合わせた保有コストを、ブロガーは「実質コスト」と呼んでいたりする。

どこを見るとわかるか?

以上、今年は、超短くまとめてみました。短すぎるとお嘆きの方は、下記エントリーをご参照いただければ幸いですm(__)m。

おまけの話 トラッキングエラー

トラッキングエラーというのは「ファンドのリターンとベンチマークのリターンの差なのですが、私としては、インデックスファンドに限って言えば、これが、受益者が負担する実質的な保有コストになるはずだ、という理解に至ってます。昨日のエントリーで取りあげたMUKAMさんのブロガーミーティングでも、実質コスト(隠れコスト)は別に隠しているわけではなく、それら込み込みで基準価額に反映されるというお話がありました。つまり、

 受益者の保有コスト = ベンチマーク ー ファンドのリターン

年次でベンチマーク指数とファンドの乖離を見るとモロモロ合わせた(運用のぶれもコストと見なした)コストが、ばっちりわかるわけです。

ただ、現状の多くの月次報告書のレベルでは、

  • ベンチマークとの差がわかりにくいファンドもある。
  • ベンチマークと実際の運用が違うことがある。(eMAXISシリーズ含むMUKAMさんのインデックスファンドは、このたび、一気に正されました。)
  • ベンチマークとの差が、0.1%単位でしかわからないファンドが多い。0.01%(1ベーシス)単位で見たい。

と言った諸事情があり、すっきり比較できません。代替手段としては、同じ指数に連動するファンド同士のパフォーマンスを比べるという手がありますが、少々めんどくさいですし、同じ指標のファンドが対抗馬にいないとわからないという難点があります。やはり、ベンチマークが大切です。

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