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2019年4月 2日 (火)

祝新元号!令和時代に個人的に期待したい日本株投資の変化 3つの観点

新元号が、「令和」と発表されました。おめでとうございます!

ということで、今回は、日本株ファンドの話です。モーニングスターさん。

内外で異なる日本株に対する投資スタンス

日本株に投資しているファンドがどういう投資をしているか?という話なのですが、モーニングスターさんの記事を例によっての超要約で、表と箇条書きにしてみます。

カテゴリー 割合 純資産総額シェア
日本籍 69.0% ETF 79.6%
アクティブ 13.4%
パッシブ(除くETF) 7.0%
米国籍 5.7% ETF 80.9%
アクティブ 18.4%
パッシブ(除くETF) 0.7%
欧州籍 24.8% ETF 17.0%
アクティブ 66.8%
パッシブ(除くETF) 16.2%
その他 0.5% -  
  • 日本:ETFがほとんど。TOPIXと日経225連動型が主体。
  • 米国:ETFがほとんど。MSCIジャパンが強く、小型株指数などもある。割合から察するに米国勢は欧州勢に比べ日本に消極的(ひょっとすると適切な投資判断なのかも(^^;))。
  • 欧州:アクティブが多く、かつ、長期投資指向。長期ファンドがまだまだ少ない日本とは対照的に、長期の実績を有するファンドが半分近くを占めている。

上記を踏まえ、私なりに令和の時代に変化して欲しい観点をいくつかあげときます。

観点その1 がんばれTOPIX

こうしてみると案の定、海外勢の間では、TOPIXや日経225は見向きもされていません。「東証一部は、一部にふさわしくない非効率的な企業が多く含まれているのではないか」「日本が作った指数は村社会ルール的でグローバルに通用しない」といったことがやはりあるのでしょうか?

東証一部の改革が進んで、もし、これまでの評判を払拭するようになれば、「持ってて良かったTOPIX」となります。一朝一夕に達成できるような話ではありませんが、東証一部の改革に期待したいと思います。

観点その2 投資の多様化

米国では、小型株指数なんかもそれなりの存在感を示しているようです。

翻ってニッポン。中小型株系の投信がTOPIXと比較して好成績であるという自慢をたまに見かけるような気がするのですが、比べる指数が違うと思うんですよねー。中小型株系の投信なんだから、中小型株の指数をベンチマークにするべきなんですよ。しかし、これまで、そう言った指数を具現化するファンドがあまりなく、たとえば、1492 MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信が設定されたのが、わずか2年前です。こういった、いろいろな指数の普及を通じて、ニッポン市場の活性化や効率化が進むことを期待したいと思います。

観点その3 長期投資の時代

いまをときめく「ひふみ投信」は、2008年の設定で、まだ、10年ちょっと。一方のインデックス。今でも通用するコスト水準の古手となると、ETFくらいしかなく、たとえば、1306が、2001年の設定。これまた、まだ、20年は行ってません。元祖長期投資「さわかみファンド」が1999年設定で、ようやく20年です。

長期投資を望むべくもない高齢者への回転売買を飯のタネとしてきたかつての投信業界の問題もありますが、長期投資による資産形成を志すべき投資家のリテラシーの問題でもあります。しかし、ここに来て、つみたてNISAも現れるなど、時代は、大きく変化しつつあります。

当ブログとしては、令和が「長期投資の時代」になることを期待したいと思います。

以上、来たるべき令和の時代に個人的に期待する日本株投資の変化、3つの観点でした。

みなさんは、どんなことを期待していますか?

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