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2019年4月16日 (火)

海外ETFについて 2019

読者の方から質問がありました。「海外ETFはどう?」というものです。そう言えば、最近は全くと言って良いほど取りあげなかったなということで、お答えしたいと思います。

理想はバンガードVTと日本円現金の1:1保有です(一応日本で生きていく予定なので、現金部分は個人向け国債でもいいかなとは思ってます)。もともと、直球の性格というか偏った性格なので勉強すればするほどこのような資産配分にいきつくのですが、night walkerさんは、非常にバランスの取れたブログ記事を書いておられますが、この考え方はどう思われますか?

Q.VT1本でも良いと思うけどどうですか?

→A.当然あり。シンプルで良いと個人的には考える。

まとまった資金がある人は、楽天VTを買うより、この方が、いいんじゃないか、と思います。万が一、いや、百万が一、楽天VTがなくなったとしても、100%と言うことはないにしても、本家VTは残るのでしょうし。

海外ETFは、下記のような留意事項はありますが、向いてる人には向いていると思います。

  • 手数料等を考えると、まとまった資金のある人向き。つみたてNISA口座では買えないが、どのみち、まとまった資金は、つみたてNISAでは投入できない。
  • 分配があるので、都度課税され、資産形成期は自分で再投資する手間がかかるが、ちょっとした楽しみとも言える。
  • 外国税額控除等々の手続きをいとわずやる。

海外ETF 私の場合

とはいうものの、私は、海外ETFには投資していません。ずいぶん前に完全撤退しました。

「ニッポンの投資信託のコスト水準が下がってきたこと」「再投資が不要で手間いらずなこと」などが背景にありましたが、最終的に一番大きかった理由は、「妻への相続を考えたとき、遺産の形をシンプルにしておきたい」というものでした。

というわけで、海外ETFから撤退したのですが、今の私のポートフォリオがシンプルになっているかというと、そうでもありません。資産運用の終活、最大の課題です。年金生活が安定軌道に乗ったどこかのタイミングで、税金は社会への御礼と思って商品の整理に走るかもしれません。

余談

実は、海外ETFから撤退した当時は、東証ETFに密かな期待をしていたのですが、こちらは、期待外れに終わっています。信託報酬が下がらず、とうとうeMAXISSlimに代表される超ローコスト投資信託の後塵を拝するようになってしまいました。 東証さんの願いむなしく、東証ETFが伸び悩む最大の要因のひとつだと思います。

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