新入社員のみなさまへ 2019
全国の新入社員のみなさまおめでとうございます!
今年も、昨年のエントリーをベースに、当ブログ的新社会人心得の条をアップデートしておきたいと思います。
その1 給与明細を見ましょう
ポイントは、何が、給料から引かれるかです。
- 所得税(源泉徴収)
- 住民税(初年度は引かれませんが、翌年から前年分がかかるようになります)
- 厚生年金
- 健康保険・介護保険
特に厚生年金と健康保険は要チェック。民間の生命保険と医療保険がほぼ必要ない理由がここにあります。ニッポンのサラリーマンは、すでに、それなりの金額を支払ってしっかりした保険に入っているのです。
その2 貯金習慣
貯金とは習慣。貯金しましょう。収入の1割〜2割を蓄財するのがひとまずのメドです。親元同居の人は住居費が浮きますけど。長い人生の中には、お金は貯められるときとそうではないときがあります。今のうちに、がっちり確保することを考えてもいいかもしれません。
その3 確定拠出年金に入りましょう
確定拠出年金に入りますか?と会社に聞かれたら、迷わずイエスです。会社の企業年金が心許なければ、即、iDeCo。インデックスファンドで株式の全世界分散。この制度を利用することで、ついでに資本主義社会を体感、勉強してみたいところです。
その4 つみたてNISAをチェック
余裕があれば、証券口座を開いて、つみたてNISAでちょっとだけ積み立て投資をしてもいいかもしれません。つみたてNISAのいいところは、iDeCoと違って、口座管理手数料がかからないことと本当にいざとなったら使えることです。確定拠出年金制度と同様、経済の知識の吸収の場にもなります。
ちなみに、私のムスコも(強制的に(^^;))やってます。
その5 生命保険は要りません
いきなり結婚して子どもができちゃったという場合などを除き、あえて生命保険も医療保険も入る必要はありません。給与明細を眺めてわかるように既にニッポンの社会保険にたっぷり支払っています。その分、蓄財に回しましょう。ただし、車を持っているなどの場合、損保は必須です。
その6 ローンはやめましょう
クレジットカードはポイントもつくし便利です。しかし、カード会社がやたらオススメメールを出してくるリボルビング払いはもってのほかです。原則、翌月一括払いのみの利用です。これに限らず、「金融機関がオススメしてくる商品サービスに、オススメはない」と心得ましょう。
以上、お金にまつわるお話でした。
若いみなさんには、大きな可能性、つまり、大きな期待リターンがあります。自らの意思で必死にやったことやコツコツ積み上げたことは必ずや報われます。
新社会人のみなさまのこれからの人生がすばらしいものになりますように祈念しております。
おまけ:参考文献
私からは以上ですが、新社会人が金融リテラシーをさくっと俯瞰する上で、オススメの本が一冊ありますのでご紹介しておきますね。
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