一生働く 2019
老後不安や老後破産という言葉を見かけるその一方で、最近は、老後不安にあんまり駆られてはいけないというキャッチも見かけるようになった気がします。
老後も働けばいいじゃない・・・?
その理由として、たまーに見かけるのが、
「人生100年時代なんだから、これからは、老後はない。」「老後とは、戦後になって終身雇用の会社員が増えて拡がった”定年”が産み出した幻想にすぎない。昔は隠居はあっても老後はなかった。」「定年を70歳にすべきだ。いや、定年レスにすべきだ。」「昔のように、人間最後は自営業と前向きに取り組むべし」
「ゆえに老後不安などないっ」
みたいな、いかにも、しんどそうな声。
たしかに一生働くのは経済的に極めて合理的。私も「そんなに不安なら、老後も働けばいいじゃないか」 なんてよく言っていますが、 多分にブラックジョークの部分を含んでいるのは言うまでもありません。
一生、働くのが生きがいと言ったって、みんながみんなそうではないのであります。
今の現役世代の人にとっては、「親の代にはあったはずの働かなくてもいい老後が自分たちが高齢者になった時に訪れないかもしれない」ということが老後不安なのです。
一生働くということ
私が、アーリーリタイアしてから思うようになったのが、そもそも、働くって何なの、ということです。もちろん、セミリタイアするまでの狭い視野の私にとっては、それは、サラリーマンとイコールでした。で、非常におおざっぱな分類ですが、私の理解を図にするとこんな感じ。
(1)「雇われている人」
いわゆるサラリーマンです。会社の社長だって、ここかもしれません。
(2)「就労している人」
自営業、個人事業主などです
(3)「働いている人 」
開業はしてないしサラリーマンでもパートでもないけど、働いている人です。たとえば、ボランティアはここかも。また、専業主婦・主夫だって立派な仕事です。私はここでもあるのかな。介護をやっているとそんな気がします。
こう考えると、働いていない人は、ほとんどいません。私としては、一生働くことは、このくらいゆるく考えるようになっております。
セミリタイア向きの人
セミリタイアしたけれど、また、雇われ稼業に戻るという人の話も良く聞きます。その理由の一つに「社会とつながっていたい」という願望の存在が指摘されます。
とするなら、セミリタイアに向いている人とは、「社会につながってなくても大丈夫な人」か「就労なんかしなくても思わず社会につながってしまう人」なのかな。
私は、どうも後者であるような気がしてますが、前者の要素もけっこうあるような。
以上、今回はとりとめもない仙人生活の雑談でした。
コメント