eMAXISシリーズで見る基本4資産の推移 2009/10-2019/2
ローコストインデックスファンドの時代の幕開けを象徴するのが、いまや旧型となった現SMT(旧STAM)や元祖eMAXISシリーズの誕生です。時の過ぎるのは早いもの。設定されてから10年が経とうとしています。
対象
ふと思い立ち、基本4資産について俯瞰してみました。俯瞰対象は、eMAXISシリーズのこの4本↓の三菱UFJ国際投信さんのサイトの設定来データ。
その1 日本債券と外国債券
- 日本債券と外国債券のリターンは、ほぼ一緒。
- 外国債券は、リスク(価格変動)が大きく、為替の影響が大きな比率を占める。
という、山崎元さんのお話にもなんとなくうなずけるように私には感じられました。
注意すべきは、やはりハイリスクゼロリターンな為替。日経の田村正之さんも「購買力平価から考えて今は円安状態にあるので、いつ円高に振れてもおかしくない」と最近よくおっしゃってます。ただいま要注意です。
その2 基本4資産
やはり、長期で見たときの資産形成のリターンの源泉は、株式。そう感じられる10年でした。
最初の日本債券と外国債券の比較は、実に小さい戦いに見えてきますねー。
為替リスクを取るなら株式に集中した方がシンプルそうです。
図にはありませんが、株式は世界市場ポートフォリオにして、日本債券と組み合わせれば終了。先進国株式は、世界市場のざくっと80%を占めているので、同じような線になるのではないでしょうか?
このグラフ。あと10年後にも見てみたい気がします。
余談
eMAXISは、くしくも、リーマンショック後の低迷期にスタートしました。時々、リーマンショックが終わった後の2009年から投資を始めました、あるいは集中投資を始めました。大成功でした。という話が出たりします。この種の成功体験には、注意が必要です。これまでの成功体験が、今後10年にも当てはまるのか、当てはまらないのかは、わかりません。
なお、わかってて言っているのなら、単なる自慢話なので慎むのがオトナの嗜みです(笑)。
コメント
「人生終盤の資産運用」
リスクを取り積み上げ、蓄え、増やした運用資産を出来るだけ減らさないためには、債券セクターをどのように考えるか大切と思っています。株式(国内・海外)セクターで増やした(増えた)運用資金をどこに保管しておくか?それが問題です。値動きが比較的安定している債券セクターに置くのがセオリーです。さて、10年後、国内債券と海外債券がどうなっているか?楽しみです。
余談 経験をコメントした事が「自慢話」で大人げ無くて御免なさい。
投稿: オークX32 | 2019年2月21日 (木) 09時22分
>オークX32様
コメントありがとうございます。
>債券セクターをどのように考えるか大切
まったく異存がありません。資産形成世代でもまったく同じです。主眼は、何%株式資産(債券資産)を持つかです。ここを年齢や収入源など置かれた経済環境から、自分に適した量にするのがポイントです。
投稿: NightWalker | 2019年2月21日 (木) 10時11分