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2019年2月 5日 (火)

確定拠出年金とつみたてNISA 4つの勘所

人生は有限。ゆえに、早く気付いた人に、より多くの時間があります。いまや、若い人から順番に長期資産形成の時代です。

そんなみなさんを支援する投資の非課税制度として確定拠出年金とつみたてNISAがありますが、どう使い分けどんな商品をアサインしたら良いのか悩んでしまう方も多いと思います。勘所を、ちょっと、整理してみることにしました。

何を買うか商品を考える前に

何を買うか商品を考える前に、まずは、リスク許容度です。

  • 生活防衛資金はあるか?
  • 毎月、毎ボーナスの貯蓄余力はどの程度か?
  • そのうち、どの程度をリスク資産に回せるか?

最初に無理をしすぎたなと思ったら、あとでリスク資産の積立額を減らしても良いので、焦る必要はありません。徐々にリスクを取って行く積立て投資のいいところでもあるわけですが、来たるべき暴落の季節に備え、資産規模が増えていく段階で注視して欲しいと思います。

勘所その1 確定拠出年金が先

所得のある現役世代は、積立額が所得から控除され、その分非課税になる確定拠出年金が先で、次につみたてNISAです。

勘所その2 非課税口座は、株式クラスにする

非課税口座は、期待リターンの高い株式クラスを選択した方が節税効果が高くなることが期待されます。あくまで期待ですが、可能性の高い方にベットした方が良いと考えます。

株式と債券の比率が50%/50%のバランスファンドを月2万円積み立てるのなら(=それがその投資家のリスク許容度なら)、株式100%のファンドを1万円積み立てた方が、コスト面で若干有利なことが多いですし、将来、収入が増えてもっとリスクが取れるようになった時には、単純に株式ファンドの積立額を増やすだけで済むのでオペレーション的にもすっきりします。

勘所その3 分散は、課税口座+非課税口座で考える

日本株、先進国株、新興国株の比率、あるいは、リスク資産と無リスク資産の比率は、課税口座+非課税口座、すなわち全財産で考えましょう。

管理を考えると、できるだけ選ぶ商品の数を少なくした方が良いと思います。確定拠出年金もつみたてNISAも、可能であるなら全世界株式型一本に統一するというのも、ひとつの楽チンな選択と考えます。ただ、確定拠出年金の商品の選択肢が限られているため、現状、特に企業型DCでは、実現がむずかしい。ここは、今後の制度改革に期待したいところです。

勘所その4 非課税口座は全部使わなくても良い

冒頭、「何を買うか商品を考える前に」で書いたとおり、リスク許容度が最優先です。なので、非課税口座を全部使うと自身のリスク許容度を超えちゃう場合は、無理に非課税口座を使い切らなくても良いのです。しつこいようですが、リスク許容度が最優先です。

たとえば、こんな感じの思考プロセスです。

  • まずは、確定拠出年金枠を株式に割り当てる。もしこの時点でリスク許容度をオーバーしてしまったら、残りは債券クラスか元本保証にし、つみたてNISAもあきらめる。(ただし、ここは、ぐっとこらえて、全部、リスク資産にして欲しいところです)
  • 次につみたてNISA枠に株式を割り当てる。もしこの時点でリスク許容度をオーバーしてしまったら、いっそ使わない方がすっきりする。
  • 更にリスク資産の積立て余力がある場合は、普通に課税口座で積み立てる。
  • 当然だが、リスク資産以外にも貯金をしておき、全体としてのリスク資産比率を自分のリスク許容度の範疇に収める。

以上、投資は自己責任ですが、ご参考までに視点をまとめてみました。

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コメント

解説ありがとうございます。分散の考えについて、何が良いのか分かっていなかったため勉強になりました。

無リスク資産との兼ね合いも考えて、イデコでは全世界一本で行きたいと思います。

投稿: 翔 | 2019年2月 5日 (火) 12時24分

>翔様
ご参考になれば幸いです。
>無リスク資産との兼ね合い
複数口座に分かれた全財産の管理は面倒ですから、マネーフォーワードを活用したりするといいかもです。

投稿: NightWalker | 2019年2月 5日 (火) 14時16分

期待リターンの高い株式等をなるべく非課税資産で、ほとんど利息の付かない預貯金等を課税資産で運用した方が、中長期的には手持ち資産が増えている可能性が高いということですね。しかも、NISAよりもイデコの方が所得控除もされるので、税金の面ではより有利ということですね。リスク許容度の高い自分の考えを確認できてよかったです。

投稿: 抹茶パフェ | 2019年2月 6日 (水) 10時02分

>抹茶パフェ様
コメントありがとうございます。
拙エントリーをお役立ていただきありがとうございます!

投稿: | 2019年2月 7日 (木) 00時17分

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