やりたいことを見つけよう
セミリタイア志望の人が「アーリーリタイアしてもやること見つからないんですよ」と言ったり、セミリタイア否定派の人が「辞めて何するんだよ」みたいなことを言ったときに、セミリタイア組の人が「やれうれしや」とばかりに「やりたいことをやればいいんだよ」と説教して溜飲を下げるというシーンを時折見かけます。
でも、やりたいことって何でしょう?
やりたいことができるプロセス
やりたいことができるプロセスを考えてみます。
(プロセス1)興味の湧くことを見つける。
(プロセス2)やってみる。
(プロセス3)できるようになる。
(プロセス4)面白くなる。
(プロセス5)やりたいことが見つかる。
となります。
ここで問題が出てきます。それは、いきなり(プロセス1)。
「興味が湧くことがないんですけど・・・」
これを聞くやいなや、セミリタイア組の人が「やれうれしや」とばかりに(以下略)。
「できること」を探す
私の考えたプロセスの中で最も重要なのは、私が思うに「(プロセス3)できる」です。「できること」が、「やりたいこと」へと繋がり、「ずっとできること」が「ずっとやりたいこと」に繋がります。
「できること」って重要です。
たとえば、ピアノが弾けたとしましょう。でも、プロというほどでは無い場合、弾けると言ってもその範囲は限られてきます。この中で、自分が得意とするパターンが見つけられるかどうか。ここだけは、プロとまで行かなくてもセミプロ級、みたいな。こういうのがあると、やりたいことに繋がります。
この話、もっとも、わかりやすい例は、「仕事」ですかね。仕事ができるようになり、面白くなってしまうと、仕事がやりたいことになり、セミリタイアしないというとても健康的な状態になることができますね。
ありゃ、こうなると、セミリタイアできないじゃん・・・? いえいえ、この場合は、独立することを考えるのが王道なのかもしれません。
けっこう大事な「ずっとできること」
一方、「できること」が「できないこと」に変わると、やる気はなくなります。
たとえば、ゲームをすすめていって、最初は楽しかったのですが、やがてある面から先に進められたなくなり、やりたくなくなった、というような。
「できないこと」ついでに言うなら「叱られること」は、つまらないし、やりたくなくなります。
サラリーマンの場合、「できること」ができて楽しかったりしても、年数が経って人事異動。職種が変わり、いきなり「できないこと」が自分の前に立ちはだかったりします。あるいは、あまりに簡単な「できること」が長く続くのもつまらないです。
「できること」は見つかっても、それが「ずっとできること」に繋がるかどうかがむずかしい。ここが、けっこう大事で、続けるために「会社を卒業してしまう」(セミリタイア)という選択肢もあります。
セミリタイアではないのかもしれませんが、アナウンサーが現場から離れたくなくて、フリーランスになるみたいな話は良く聞きます。
やりたいことができるプロセス(改良版)
というわけで、改良版。
(プロセス1)できそうなことを探す。
(プロセス2)やってみる。
(プロセス3)できるようになる。
(プロセス4)面白くなる。
(プロセス5)やりたいことが見つかる。
どうですか、これならできそう?・・・え?
できそうなことが見つからない?
・・・・・となると、セミリタイア組の人が「やれうれしや」とばかりに(以下略)。
いやいや、きっと何かあるはずですよ。
というわけで、今回は、超雑談。他愛もないお話でした。
コメント
初めまして
>セミリタイア志望の人が「アーリーリタイアしてもやること見つからないんですよ」と言ったり、セミリタイア否定派の人が「辞めて何するんだよ」みたいなことを言ったときに
こういう方たちは、メディアで言う定年ホームレスや定年ぼっち、熟年離婚予備軍ですね。
私は退職予定の10年前からプライベートの仲間づくりをすることを推奨しています。
一般的には50代からですね。
会社の知人、友人しかしない人は晩年が寂しくなる傾向がありますね。
投稿: カルロス | 2019年1月22日 (火) 22時39分
>カルロス様
コメントありがとうございます。
>プライベートの仲間づくり
私は40代くらいからだったかなあ。増えました。自分より若い人、全然畑の違う人、そんな知り合いが増えていくのが理想的と考えています。
投稿: NightWalker | 2019年1月23日 (水) 10時35分