頼るセミリタイア
人間、現実的には、何かに頼って生きています。
頼れるものは頼ってみる
ちょっと考えて見たのが、現実的なセミリタイアの実現において頼るもの。
- 労働に頼る。
- 家族に頼る。
- 社会(年金など)に頼る。
- 資産運用に頼る。
他にもあるんでしょうけど、こんなところで。ここで、これらに対する依存度から16状態を作って、5段階くらいのセミリタイアレベルに再構成して、と考えたのですが、秒速で燃え尽き症候群。やめました。そのうち、そういう研究をし出す人が出てくるでしょう。
その1 労働に頼る
資金が足りなければ、「負荷のかからない仕事」「限られた時期だけ働く」「自分のやりたいことをややったらお金になる」みたいな感じでしょうか。お金が足りない、ストレスフリー、ぼけ防止などとのトレードオフです。
その2 家族に頼る
精神的な支えはもちろんのこと、家族が働いていれば、働かなくても生きていけます。家族が1人だと、自分の稼働率=世帯の稼働率ですが、たくさんいればいるほど頼る余地が増えます。ただ、頼りすぎると「助け合い」が「もたれ合い」になります。
その3 社会に頼る
代表例は、年金。全体としてみても、社会のインフラがあるからこそ、文化的な生活をローコストに実現できるわけです。
その4 資産運用に頼る
最後は、おなじみ資産運用です。これも、社会があるからリターンがあるわけで、その3と似たような性質のものかもしれません。
以上、頼れるものを考えて見ました。え?、頼りすぎは情けない?、ん?、頼るのが恥ずかしい?
うーん、そう感じてしまうのであれば、やっぱり、一生働くのが、正しい道です。
余談
この間、ふと気が付いたのが、遺産。今回の書き方であれば、「遺産に頼る」。
今、年金をきっちりもらえている世代の人(私の親の世代)って、遺産にはあんまり頼ってないんですよね。親の親の世代が、戦争で財産を失ってしまい、兄弟も多いから1人あたりの遺産の額がマクロに見て少なかったはずです。もし、年金が賦課制度じゃなかったら、ムスコである私の仕送り負担はとても大きく資産形成どころではなくなっていたと思われます。
ところが、いまは、少子化で単純に被相続人1人あたりの法定相続人の数は減ってきています(はずです)。にもかかわらず、老後の心配を声高に叫ぶ金融機関が相続対策をさかんに喧伝している現状。この辺に世の矛盾、つまり黄金の羽根があるような気がしますね。
本当に、まずいのは、先人の遺産(お金も文化も)を使い果たしたときなのかもしれません。
コメント
確か、宝島社のムック本の個人投資家座談会のような記事にでておられた記憶があるんですが、その記事も参考にしながら投資を続けております。また、早期リタイアにも関心があり今後もちょくちょくのぞかせていただきます。(本購入しました)
投稿: 長崎 | 2019年1月20日 (日) 07時47分
>長崎様
拙著をご購入いただきありがとうございます。
宝島社のムック本は、2007年、もう10年以上前ですねー。その時から比べると投資の仕方が収斂されてきたなあと時の流れを感じます。
投稿: NightWalker | 2019年1月20日 (日) 10時25分