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2019年1月10日 (木)

日経平均株価の推移 1950-2018

時々見ている日経平均の長期推移です。新年と言うことで見てみます。今回はひさびさのグラフ集。(グラフはそれぞれクリックすると大きくなります)

日経平均株価の推移 1950-2018

201901102

アベノミクスも何のその、日本は、長期的に見てしまうと株価の停滞期にいます。

平均回帰

株のリターンは、長期的にはある水準に回帰していくらしいことが知られています。横軸が年数、縦軸が年次換算したリターンです。この図では、日経平均は、5%くらいのところに収束していくように見えます。

201901101

いくつか箇条書きしておくと、

  • そもそも50年のリターンを語るには、日経平均の歴史は浅すぎる。せめて500年は欲しい。
  • 長期投資のリスクは大きい。一見、年次リターンの最大と最小が狭まっていくことから、長期投資はリスクが小さくなると誤解されることもあるが、最大と最小の実際のリターン差は、それぞれの年次リターンのn乗になるので、とんでもない開きがある。
  • しかし、平均回帰(悪いときもあるが良いときもある)を信じられないと長期投資はやりづらいので、こういう表記はそれなりに意味がある。

年次リターンの直近の推移 2000-2018 

201901105

直近、日経平均をはじめとする株価は、大きく値下がりしていますが、年次リターンで見ると、たいした凹み方ではないことが見て取れます。

それにしても、こういう図を見ると、値下がりしてみんなががっかりしているときに買っている人が勝っているんだなあ、ということをなんだかイメージできますねー。とはいえ、そうはうまく買い場を見つけられないので、つみたて投資というのは、なかなかに凡人に向いた方法論なのです。

日経平均の年次リターン水準を図示してみるとこんな感じ

さて、最後は、新春にふさわしく未来を夢見るグラフ。

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これは、日経平均の推移に、1950年を基点とした年次リターンのガイドの線(3%、4%、・・・7%)を重ねたものです。

2018年末現在は、先ほどの平均回帰のリターンとも一致する薄緑色の5%のライン近辺にいます。

この線上で行くと、強気と思われがちな2040年〜2050年に日経平均10万円突破という予想も、あながちウソではないように思えてきます。

もちろん、未来は誰にも予想できず、過去の演繹で考えるのはまったくよろしくないです。ついでに言うなら投資は自己責任です。

しかし、今年から新しい年号。少しは、未来の夢を見たいですよねー。ということで、こんなグラフを描いてみました。

以上、自作のグラフ集エントリーでした。

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