老朽化しない資産
今回は、資産に関する雑談、随想です。
そもそも資産って何?
そもそも資産とは何でしょうか?ウィキペディアにはこうあります。
資産(しさん、英: asset)とは、会計学用語であり、財務会計および簿記における勘定科目の区分の一つ。会社に帰属し、貨幣を尺度とする評価が可能で、かつ将来的に会社に収益をもたらすことが期待される経済的価値のことをいう。
狭義では、会計用語なんですね。「会社」を個人に置き換えて読めばいいのかな。ポイントは、二つです。
- 価値が何円か算定できる。
- 収益をもたらす(もたらし続ける)。
私としては、後者がポイントだと思ってます。
資産と老朽化
私が思う資産で大切なことは、老朽化しない(長期的に価値が下がらない)こと。老朽化すると、収益をもたらす力がドンドン低下していきますからね。
- 不動産→建物は、改修補修を続けたとしても価値の低下は免れない。土地は場所による。
- 株式→会社が存続するなら価値は上がっていくはずだ(ゴーイング・コンサーン)。存続確率を上げる方法としては、分散投資がある。
- 貯金→インフレ分目減りしていく可能性もある。
「使えばなくなる」というのも「老朽化」の一形態と私は勝手に思ってます。土地は使ってもなくなりませんが、使わないと、維持費(主として税金)がかかりますから、微妙なところ。株式は、配当金を使う程度なら(期待リターンより使う率が低ければ)、価値は増大していくと思われます。
資産効率の向上という視点
こう考えると、「資産が生み出す収益/有形無形含む全財産」=個人としてみたときのROE(資産の効率)の水準維持、とような視点は重要だなあと感じます。自分自身を価値を生み出す資産と考えるなら、積極的に働いてない私は、さしずめ遊休資産かしら。我が家のROE低下要因です(^^;)。
あと、最近つくづく思うのは「家族」。「貨幣を尺度とする評価」はむずかしいですけど、屁理屈をこねればできなくもない。
今、私の母は、介護状態にありますが、主介護人兼ムスコである私は、母にとっては、母が生きているうちは老朽化しないであろう「資産」なのかも、なんて考えたりもする介護生活の今日この頃なのでした。
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