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2018年12月 8日 (土)

介護生活に対する備えについて 2018

私は、今まさに、母親の介護生活のまっただ中にいます。先日のエントリー(個人的に年金繰り下げは必要だなあと思ういくつかの観点)で介護に対する備えについてはまとめる予定と書きましたが、忘れないうちに書いときます。

介護生活にかかるコストには大きく二つのパターン

介護生活にかかるコストは、大きく二つのパターンがあります。

  • 施設介護→運良く公的施設である特養(特別養護老人ホーム)に入れたとして、ひとり15万円くらいから。当然、上はいろいろ。
  • 居宅介護→デイサービスなどで、月数万円。ただし、これは介護に係わる直接コスト。普通の生活分は当然かかりますし、在宅で介護をする家族の負担、介護離職したときの主介護人の収入減や年金減などのいわば間接コストはすごく大きい。

我が家の場合は、居宅介護です。なお、主介護人である私はアーリーリタイアなので、私の収入の機会損失等々は織り込み済み、覚悟の上ということになります。

ざっくりとした規模観で、施設介護ひとり20万。夫婦だと、2人で施設入居にせよ、別居にせよ、それぞれコストがかかりますから、たとえば40万???。これがつらいと、居宅介護一択です。悩ましいところです。

介護費用と医療費は別

身近に認知症の家族がいなかったりすると、たまに、介護費用=医療費と勘違いしている方もいらっしゃいますが、両者は別です。上記は、あくまで、介護に係わる「生活支援」の部分で、病気であれば、これに医療費が加わります。ただ、現在のニッポン公的健康保険制度は、低所得の後期高齢者に対して、かなりやさしい制度になっていますので、幸い、私の母は困ってません。

介護生活に対する4つの備え

以上を踏まえた、私としての介護生活への備えは、以下の4つです。

(1)介護保険はちゃんと入る(あたりまえ)

(2)繰り下げによる年金のベースラインの底上げ

(3)資産の維持(全部使い切らない運用)

(4)家族とのコミュニケーション

アバウトですが、率直に言って、未来の制度がどうなるかはわからないんですよね。

4番目が、一番大切だと痛感しています。母のマゴであるムスコ二人を含め、家族の協力なくして、我が家の今の介護生活は成立しません。同居していたからこそできた判断というのもあります。

余談

よく、介護生活で、将来、他人に迷惑をかけないと言い切る人がいますが、いくらお金があっても、家族だけではなく、介護に携わる方などに、なんらかの負担がかかります。

日本国憲法、第二十五条に「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とありますが、冷たいようでいて、そうでもないけど、冷たく感じるときもある。そんな国なわけで、いろんな人が助けてくれちゃうのです。

てなわけで、感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思う今日この頃なのではありますが、認知症になってもこの高邁な精神を覚えてられるかな—。。。。。今のうちに、謝っておこうかなーー。

「すっかり忘れて暴れたら許してくださいm(__)m」

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