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2018年12月 3日 (月)

NISAの恒久化の行方 2018冬

NHKニュースさんです。

頼みの綱は「つみたてNISA」か

金融庁は要望を出し続けているわけですが、今回もNG。その理由は、

  • NISAは、個人の金融資産を貯蓄から投資に振り向ける政策目的のために期限を区切って行うべき
  • 政府税制調査会で、老後の資産形成を後押しする制度の見直しが、NISAを含めて議論されているため

となってます。

資産形成世代としては、「老後の資産形成を後押しする制度の見直し」なるものが、いわゆる「斜め上」の結論になってしまわないか、生暖かく見守るしかありません。税制調査会のページはこちら。少し勉強しておこうかしら。

現役世代の頼みの綱は、「つみたてNISA」。現時点では、少なくとも20年は持ちますからね。今年も終わろうとしているので、あと19回分。

20年後、「あー、あのとき、よく、20年枠を取ってくれたなあ。金融庁は偉かったなあ」と述懐してしまうかもしれません。ただ私の場合、生きてるかが少々あやしいですけど。

私の場合

そして、かくゆう私ですが、

 一般NISAを使い切って終わり

ですかね。やれやれ。

もともと、有期限の一般NISAは非常に使いづらい制度で、個人的には配当非課税期待とリバランスが非課税でできればいいか、くらいの存在ではありました。

「非課税にしたけど、現預金偏重主義のこの国の国民の行動パターンと資産の構造が変わるわけではなかったじゃないか」という結論になってしまうのかなあ。長期投資を推奨してきた身としては、少々、悔しい感じがします。

余談

件のニュースには軽減税率についても書いてありました。「軽減税率の対象に書籍と雑誌も加える」もNG。理由がふるってます。「有害な図書を除く仕組みがないため」って、失礼な。真に有害な図書は売ってないと思うんですけど(棒)。まあ、軽減税率が自体、政治的ご都合主義、言うなれば「きりがない」というところですが、そうは言えないオトナの世界。それにしても、軽減税率の議論はめんどくさすぎます。

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コメント

譲渡益税率を上げるって話あったけど、それとセットで導入な感じがする。
バランスを取る感じで

投稿: | 2018年12月 3日 (月) 00時16分

>?様
コメントありがとうございます。
譲渡益課税を所得の最高税率まで増税して、所得の少ない人は確定申告で還付みたいな話も聴きます。これやると富裕層が一気に利益確定に走りそうだし、、、、どうなるんでしょうねー。

投稿: NightWalker | 2018年12月 4日 (火) 00時19分

つみたてNISAを20年にし、年間非課税枠を下げた時に、もう一般NISAの恒久化はないかなあと思っていました。
私は、一般NISAのほとんどを配当(分配金)の多いJ-REITにしてきました。恒久化されなかったのは残念ですが、ロールオーバーであと5年寝かした(5%前後の分配金を貰い続けた)後、残りの期間(14年?)をつみたてNISAで、低コストの世界分散型投信を購入していこうと思っています。

投稿: 抹茶パフェ | 2018年12月 7日 (金) 00時39分

>抹茶パフェ様
コメントありがとうございます。
まだあきらめるのは早いかもですが、一般NISAは使いづらいです。
つみたてNISAの行方も気になりますが、こちらがはっきりするのは、かなり先の話になりそうですね。

投稿: NightWalker | 2018年12月 7日 (金) 04時12分

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