2018年 人気記事ランキング
本年も大変お世話になりました。年末恒例 2018年 当ブログの人気記事のランキングです。
第1位 急落が気になったら読むエントリー 2018
今年を象徴しているように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、急落にまつわる話は、毎年人気です。気になっちゃうんですよね。でも、気にしないのがコツなんです。暴落急落をいかにやり過ごすかが、長期投資の成否の8割(個人的な経験則です)を占める最重要ファクターです。
第2位 三菱UFJ国際投信 ブロガー・ミーティングに参加してきました。貴重な図を入手できました。
今年は、三菱UFJ国際投信さんのブロガーミーティングが3回ありました。かなり、精力的に活動された一年でした。その中でも、このエントリーが一番熱かったように思います。印象に残っているのは、ブロガーから「3地域均等型ではなく、時価総額分散=市場ポートフォリオのインデックスファンドが欲しい」という要望が出たこと。半年後には、見事、その願いは叶えられました。というわけで、要望したブロガー諸氏は、責任持って宣伝してあげましょう。オールカントリーですよ、オールカントリー。
第3位 eMAXIS Slim シリーズのラインアップを見ながらポートフォリオを考えてみる。
このエントリーは、 ちょっと裏話があります。拙著では、市場ポートフォリオを基本に、自分で好きなようにポートフォリオをアレンジしましょうという流れで書いてあります。ポートフォリオは、ある種のアートであり、決めつける必要はないからです。(ページ数の問題もありましたが(^^;))
でも、そうは言っても、具体的な話も知りたいと思われた方のために、アンサーの一つとなるようなエントリーを出版直前ではありましたが、こっそり書いておこうと思った次第。
でも、もっともっと、バリエーションがあるはずです。
第4位 50歳くらいのアーリーリタイアがリーズナブルな5つの理由
コレは、私としては、意外なランクイン。
私のアーリーリタイアのやり方は、日本の社会保障制度やサラリーマンの報酬の回収のアンバランスをテコにして、アーリーリタイアしちゃおうという戦術です。その辺をつらつら書いたエントリーです。
もちろん、本当は、やめたいと思ったときがやめ時です。
第5位【更新中!】書評まとめエントリー 『世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました』
第6位本が出ます!世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資始めました
今年の、個人的な最大の出来事が、拙著の出版でした。くしくも、5位、6位と、関連エントリーが並びました。
お買い上げいただいたみなさま、書評を書いてくださったみなさま
本当にありがとうございました!
第7位 資産について話してみる 2018(1)株式
株式資産について語ってます。このエントリーのテーマは、またリライトしたいと思ってます。また、続く債券に関するエントリーもランク外ですけど、ご興味があればお読みください。
第8位 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 軌道に乗ったかなの巻
大人気「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を追っかけたシリーズです。別名、「毎日100円つみたてシリーズ」。買いもしないファンドをあれこれ論ずるのは、ブロガーとしてどうなの?という、変な美学ですが、毎日100円つみたては、あまりオススメしません。取引記録が毎日出てきてわずらわしいし、長い年月で投資する場合、毎月でも毎日でも大差ないと考えられるからです。
ちなみに、今は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が毎日100円つみたての対象です。
第9位 利益確定しない投資
リスク資産が膨らんだときのリバランスによる売却を「利益確定」と呼ぶ人がいて、以前から違和感を感じていたため書いたエントリーです。リバランスは、あくまでリスクをコントロールする手法です。ノーセルリバランスがベストですしね。
第10位 貯金1000万円でも大丈夫
以前から、貯金ゼロでも、年金受給開始まで働いて年金があれば生きていけるのだから、老後不安のためにリスクを取って資産形成するのではなく、老後余裕のために資産形成するべきだ。その方がずっと楽しいと思っていて、ちょうど、我が意を得たりという日経マネーさんの記事があったので、思わず便乗したエントリーでした。
以上、本年の人気記事ランキングでした。
こんなランキング記事が書けるのも、当ブログをお読みいただいているみなさまのおかげです。本当にありがたいことだと感じています。
来年もどうぞ当ブログをご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。
コメント
年末に、今年の結果をエクセルでまとめているパルです。いつも楽しく読ませて頂いております。
質問内容は、エクセルでの日々の資産のまとめかたです。
貯金は守られているので安定資産(グリーン)、社債は会社がなくならない限り安全ということで中間資産(イエロー)、インデックスとソーシャルレンディングスは何があるかわからないので危険資産(レット)としてまとめようと思っているのですが。。。
インデックスって。。。長い目で見れば中間資産なのかなって思うのですが如何思いますか。でも局所的には乱高下するので危険資産かなって気もします。
長く投資をやっていくうえで、一喜一憂うしないまとめ方のポイントを教えて頂ければ幸いです。
投稿: パル | 2018年12月29日 (土) 11時08分
> パル様
コメントありがとうございます。
株式のインデックスファンドは、標準偏差が20〜30%もある紛れもないリスク資産です。インデックス(分散)ですら、こんなに大きなリスクを持っているわけですから、その他は推して知るべしです。しかも、下記の通り、長期投資自体も大きなリスクを持っていますから、リスク低減策がとても重要なのです。
>長い目で見れば中間資産
逆です。インデックスに限らず、リスク資産というのは、長期になればなるほど、リスク(リターンの振れ幅)は大きくなります。対象市場にもよりますが、たとえば、リターンが0%の30年があったかと思えば、年にならすと5%の30年もあります。両者にはとてつもない大きな差があります。
また、ソーシャルレンディングなど新しい投資手段は歴史が浅く、そもそもリスクを計るのはむずかしいと思われます。私個人としては、情報が公正な市場で開示され自分で銘柄を選べる個別株や社債より、さらに高いのではないか?と考えます。パルさんの分類で言えば、超レッドというところ。
投稿: NightWalker | 2018年12月29日 (土) 12時43分
続き
>一喜一憂しないまとめ方のポイント
リスク資産の全財産に占める割合の把握に尽きると考えます。忘れていられるくらいの投資額にしておくというのも、ある意味そういうことだと思います。
投稿: NightWalker | 2018年12月29日 (土) 13時02分
Night Walker 様
御回答頂きありがとうございました.
なるほどって感じました。
いろんな本でも経済は将来的には成長して右肩上がりを信じすぎてました。確かに、コツコツ積み立てをしていくと投資総額が増えるため、市場の様子で振れ幅が大きくなりますね。納得です。
まだまだ大丈夫って思ってほったらかしてコツコツと投資を始めてあと少しで21か月になります。
誰もが何時か感じることだと思いますが・・・だんだん1つの銘柄が自分のひと月の給料を超えてきて、総額が3か月を超えてくると、ちゃんと比率を決めた方がいいなって思うようになって質問した次第です。丁寧に教えて頂きありがとうございました。
私は、まだ40代前なのでリスクも負う感じで、安全資産4:中間資産3:危険資産3と思ってやってきましたが。。。気づくと危険資産が多くなってました。社債が買えなかったからですね。安全+中間が7になるようにリバランスが必要なようです。
今回の下落で良い勉強をしました。
今年も来年も楽しみに読ませていただきます.
投稿: | 2018年12月29日 (土) 18時02分
>パル様
たとえば、1万円の一括投資で考えてみます。
運悪く年0%になってしまう30年→30年後に1倍の1万円
運良く年5%になった30年→4.32倍の43,219円
えらく大きな差なんですよね。
リバランスは、イメージとしては、運の悪い30年の投資を挽回し、運の良い30年の儲けすぎをあえて抑制して、リスク(運用の振れ幅)を抑えるみたいな効果が期待できるので、リスクの大きい長期投資では必須と考えます。
投稿: NightWalker | 2018年12月29日 (土) 18時54分
こんばんは、
ブログ本当に参考になります。
私は来年から改めて子供のジュニアNISA、主人のつみたてNISAを開始予定です。
世界一楽なお金の増やし方を読んで投資信託の銘柄を選ぶ際の参考にさせていただきました!
自分の分はイデコで積立ています。
ジュニアNISAは2023?以降はまだ未定だと思いますがこのまま少しずつ積立ていけたらと思っています。
投稿: やまりん | 2018年12月29日 (土) 20時53分
>やまりん様
コメントありがとうございます。
拙著をお読みいただきありがとうございます!
収入があるうちは、まずはiDeCoですよね。つぎにNISA。少々めんどくさいですが、制度が改善されるまでは、その使い方が本流と思います。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。
投稿: Nightwalker | 2018年12月29日 (土) 20時58分