「人生を楽しむ費用」は人によって違う
日経マネー研究所から、大江英樹さんです。
「人生を楽しむ費用」は人によって違う
大江さんは、節約すべきこと、そうではないことをメリハリをつけるべし、とされています。100点満点の収支はありませんが、メリハリを付けて、どこかだけは、120点にするみたいな考え方ですかね。
共感します。
要は、「死ぬまでの収支がプラスであれば良い」わけで。「節約」は、収支をプラスにするためのたくさんある手段のひとつであって、目的ではないのです。
大事な点は、「人生を楽しむ費用」は人によって違うこと。
旅行、ファッション、交際費、いろいろです。
また、セミリタイア指向の人にとっては、「とにかく働きたくない」「私にとっての人生の楽しみとは働かないことだ」が最大の人生の楽しみ。「お金を使わないこと」が「人生を楽しむ費用」だったりします。
人生を生きる「豊かさ」「価値観」は、ひとそれぞれです。
余談
お金に関するブログを運営する中、あまり好きではない言葉というのがあって、ひとつが今回出てきた「節約」。もうひとつが、「不労所得」です。(ご参考エントリー:不労所得という言葉)
「不労所得」=「ラク」というイメージを持ちがちですが、普通の人にとっての「不労所得」は、ラクに手に入るものではありませんし、手に入れた「不労所得」も取り扱いによっては、シャボン玉のように消えます。資産家のご子息が、道楽三昧で身上を潰すみたいな話は良く聞きます。
拙著のタイトルには、「世界一ラク」という冠が付いてますが、ラクといいながら、長期投資を続けるのはたいへんだというのは、拙著の最後にも書いたとおりです。もし、資産形成が実りあるものになったとしたら、それは、その苦労に対する代償なのですね。
コメント
ご趣旨に賛成です。
死ぬまでの収支がプラスになることを前提に、
自分にとって不要な支出を削るにしても、
必要な支出は、手当すべきです。
ただ、文中のうち、
寝所 ではなく、
身上 ではないでしょうか。
投稿: ぐうたらシニア | 2018年11月18日 (日) 01時33分
>ぐうたらシニア 様
ご指摘ありがとうございます。そうですね。修正しました〜。
投稿: NightWalker | 2018年11月18日 (日) 02時55分
うちは趣味がお城、神社巡りなのでその費用を考えたら「人生を楽しむ費用」が高騰しそうな感じですね。なにせ日本100名城は最低限達成したいんで・・・。
まあ、楽しむであり、「達成せねばならない」ではないんで、そこは妥協が必要な部分ではありますが。
投稿: くまさん | 2018年11月18日 (日) 13時47分
>くまさん様
コメントありがとうございます。
コストをかけずに実現する方法っていうのも工夫のしがいがあるかもしれません。時間はあります。
投稿: NightWalker | 2018年11月18日 (日) 14時29分