資産形成に回すお金はどの程度?
資産形成する上で、ちょっと考えてしまうのが、収入のどのくらいを資産形成に回すかです。回しすぎても、人生の楽しみは半減しますし。
そもそも、いくら要るかわからない
必要なお金から、帰納的に求めるという方法があります。極めてロジカル。
たとえば、現役時代の支出の7割ぐらいでみて、年金想定額がどのくらいで、運用利率がどのくらいで、・・・・と計算するわけですね。
でも、40歳くらいでこれらのパラメータを想定しても、大きくはずれがち。私の場合ですけど、実際、アーリーリタイアしてみたら、現役時代の7割どころか3割くらい。言い換えると、現役時代は浪費をしていたとも言えますが、これ、直前だからわかったんですよねー。
また、その時が来てみると、予定外のフローもあったりします。たとえば、私の場合、妻の収入がそうです。現状は、ほとんど妻のお小遣いと貯金ですけど、多少は、補填になっているようです。
てなわけで、そもそも、いくら要るかを見積もるのは困難で、軽く「倍半分」違ったりします。
気付かないうちに蓄財されていたりもする
あと、サラリーマンって、気付かないうちに蓄財されています。代表例が年金ですが、退職金(企業年金)も、その親戚。いわゆる給料の後払いです。
ちなみに、確定拠出年金は、自分で退職金(年金でもらえば企業年金)を非課税で貯める制度ですが、こちらは自助努力。非課税枠は、あくまで退職所得控除枠です。
私の場合
というわけで、私の場合、算段はできず、蓄財のために現役時代を必要以上に切り詰めてもなあ、という凡人的な考えもあり、
貯められたお金で生きる
という、極めて演繹法的、出たとこ勝負でした。
とは言え、リストラまでされたのに今日も楽しく生きています。
それだけ、日本はいい国と言うことなのかもしれませんし、単に幸運の女神様に見守られていただけかもしれません。
しかし、若い頃の読み通り、資産形成できた人って、いるのかしら。
コメント
うちは若い頃は年収2年分の貯蓄を取っておいて、結構個別株買いました。気付いたらこんなに持ってるんだ・・・状態です。流石に最近はそんなに個別株は買わなくなりました。
今年の9月くらいに真面目に定年後の必要見込み資産を考えて達成するには
このくらい資産運用にお金を回さないとマズイと分かりました(あくまで見込みです)。運用の出来不出来で未達の可能性もありますが、生活を圧迫するほど投資をするのも本末転倒ですし、ただ漠然と適当な額を投資に回してもあとで足りないでも困るなぁと。
投稿: くまさん | 2018年11月14日 (水) 22時25分
>くまさん様
コメントありがとうございます。
本エントリーは、ストックではなく、フローのうち、どの程度残すかというお話でした。
投稿: NightWalker | 2018年11月15日 (木) 00時10分