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2018年11月 8日 (木)

東証ETF 最近のトピックス 2018/11

東証マネ部さんです。これは、マーケットメイク制度の状況ですが、東証ETF 最近のトピックスを整理してみます。

その1 売買代金が上昇傾向

2018/7から始まったマーケットメイク制度によって、スプレッド(売気配値段と買気配値段の価格差)が小さくなり(そうなるようにマーケットメイカーが注文を出している)、その結果、ETFの売買代金が上昇傾向にあるようです。(冒頭ご紹介の記事)

東証のETF市場の問題点として、取引が薄く、なかなか売買が成立しないというのがあったわけですが、改善の方向のようです。とは言え、マーケットメイク制度は始まったばかり。今後の動向にも注目です。

ちなみに、東証マネ部さんの銘柄検索の情報だと、マーケットメイク適用の有無(有りの場合スプレッドも)、乖離率など、いろいろわかって便利です。

その2 ノーロードサービスが増えている

ETFは、普通の株式取引と同じく、売買手数料がかかります。最近、ノーロードのインデックスファンドが台頭し、この点、デメリットとなっていたのですが、ノーロードのサービスも増えているようです。最近のトピックスを含め、以下のようなものがあります。

<楽天証券>

<マネックス証券>

<カブドットコム証券>

銘柄に制約があるため、いまいち不自由で、個人的にはフリーと呼んで欲しくない気もしますが、場合によっては、上手く使いこなしても良いかもしれませんね。 

ただ、そもそも、証券会社の株式取引の手数料はとてつもなく安くなってますし(10万円までゼロ円とか、NISAならゼロ円とか)、バイアンドホールダーにとっては長い歳月の間に薄まってしまうコストですから、売買手数料自体は、さしたる問題ではないような気もします。

今後のETFに望まれること

個人的に、私が、ETFに期待しているのは、信託報酬率の低減です。

最近では、先進国株式のインデックスファンドが、最安値帯で0.11%。方や、ETFの方はというと、1550(0.25%)、1657(0.19%)、1680(0.25%)、2513(0.17%)。もう一声欲しい感じかな。

これは、東証さんとしては打つ手はなく、運用会社さんに期待するしかないものと思われます。

ちなみに、基準価額の乖離問題ですが、ものにもよるのでしょうが、最近では、個人的には気にならないレベルです。どうせファンドでも注文から約定までの時間差で買値というのは思惑通りには行かないのですから、その程度の範囲(たとえば1%程度とか)であれば、許容できるかなという気持ちに、最近の私はなっています。

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