その後のi-SMT グローバル株式インデックス
三井住友トラスト・アセットマネジメントから、SMTシリーズの廉価版?ということで出たi-SMT グローバル株式インデックスですが、その後どうなっちゃったんでしょうか? 今年のfoyの投票も近いことですし、期待しないで見てみます。
まずは、現実直視です。
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)資産額推移
単位は、百万円。億円ではありません。すなわち、9月末で、7,800万円。販売開始後、1年近くたちますが、一億円に達してません。わかりやすく言ってしまうと、
i-SMT グローバル株式インデックス 売れていません
信託報酬は、税抜0.19%。ニッセイ、eMAXIS Slimは、税抜0.109%ですから、約2倍。
また、7,800万円の0.19%は、年14万8200円(税抜)の収益力…。
ちなみに、2017/02/27設定のeMAXIS Slim 先進国株式の資産総額は、231.61億円(10月1日付け)でしたから、0.109%でも、2,525万円くらいの収益力(税抜)です。
i-SMT、SMT グローバル株式口数ベース推移
今度は、口数ベースの推移です。元祖SMTシリーズの最近の状況を見てみたいので、i-SMT、SMT グローバル株式で比較してみます。2018年1月末を”1”としたときの、増加率です。
i-SMTの方は、資産総額の絶対金額はともかく、口数は増加中です。
問題は、SMT(旧STAM)。
資産総額こそ、698.76億円(10月1日付け)ありますが、今年に入っての資産総額の増加は、基準価格によるところが大きく、最近は、口数ベースでは、ほとんど増えていません。資産総額の方は、過去の栄光の余波です。すなわち、
考察
三井住友トラスト・アセットマネジメントはSMT グローバル株式インデックス・オープン(旧STAM)の信託報酬率を下げ、現行保有者(私です(^^;))に報いるべき
以上です。
なんというか、つみたてNISAに対する他社の信託報酬率に対する反応を読み違えたとしか思えません。私もここまで下がるとは想像していませんでしたし。もはや、i-SMTシリーズを値下げしても、手遅れ。これしかないと思われます。我が国のインデックスファンドの市場が、兆円、10兆円、100兆円のオーダーになった時、長期投資家の信用と資金は戻ってこないのであります。
もし、これをやれば、三菱UFJ国際投信さんも、ぶっとんでしまうでしょう。
まあ、三井住友トラストAMさんは、ブロガーの方を見ている感じがしないし、このエントリーも、このファンド群の資産額同様、虚空に吸い込まれていく気がしますが、言いたいことを書いてみました。
余談
余談ですが、つみたてNISAの対象インデックスファンドの条件は、「1指数 1社 1ファンド」にすべきだったのではないかと、いまさら思う今日この頃です。
ネックは、運用会社の直接のお客さまである販社、銀行等とは思うのですが、フィデューシャリー・デューティの観点からすれば、顧客の顧客である、「投信の購入者」、すなわち、最終顧客である私たちの利益を見ないと行けないと思うのです。
金融庁さんから、銀行含めて、ご指導でもない限りは、見込み薄なのかな。
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