4つのお金の流れ
会社を利益の根源とするなら、庶民のところへお金がどう流れてくるかというと、私が思うに、次の4つがあります。
4つのお金の流れ
(1)会社 → 労働者への賃金
(2)会社 → 国へ税金 → 労働者の誰か
(3)会社 → 株主へ配当ないしは株式価値として還元
(4)じぶんで会社を経営
で、
- (1)を基本として、(3)で取り返そう。
- (2)は、もらえるものは、もらっておこう。
- (4)は、会社とまではいかなくても、自由業くらいやってみよう。
というのが、最近の私の基本的スタンスです。
国家による再分配ではなく自分で分配を取りに行く
「普通の人のための普通の投資」の普及を願っている私ですが、何というか、あいもかわらず道は険しい感じです。その険しいなと思う要因のひとつが、たとえば、多くの人が、どうも(2)に執着しがちなことです。
- 会社は儲けすぎだ。
- しかも、ため込んでいる。
- 税金が少なすぎるに違いない
- もっと、税金を払って貧乏人に還元すべきだ。
というありがちな思考パターン。
もし、そう思うなら、国家だけに頼るのではなく、その会社の株主になって、世のため人のため、ついでに自分のためにお金を使えばいいわけです。株式投資という方法論には、まったく気が付かないか、金持ちしかできない不労所得だとして忌み嫌うか。そんな考え方の人がけっこういまだに多い感じがするんですよねー。
- 株式投資の長期投資は、今の日本においては、決してお金持ちだけのものではない。
- プラスサムの長期投資は、マイナスサムの取引、投機とは違う。
- 何のリスクも取らずに分配してもらおうなんて甘い。
- 長期投資も大きなリスクはあるが、リスクを制御するすべはある。
多くのひとに、これらに気が付いて欲しいなあ、と、また思う今日この頃です。今回は、ほとんど、「余談」のエントリーでした。
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