お金の寿命 2018 〜N年分の生活費で何年暮らせるか?
お金の寿命についてのエントリーを時々上げています。前回は、1億円を毎月30万円ずつ使ったら?でしたが(ご参考エントリー:お金の寿命 2017)、今回の趣向は、N年分の生活費で何年暮らせるか?です。さっそくですが、計算結果。
N年分の生活費で何年暮らせるか?
資産 | 運用利率 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
0.0% | 1.0% | 2.0% | 3.0% | 4.0% | 5.0% | |
10年分の生活費 | 10.0 | 10.5 | 11.2 | 11.9 | 12.8 | 13.9 |
15年分の生活費 | 15.0 | 16.3 | 17.8 | 20.0 | 22.9 | 27.8 |
20年分の生活費 | 20.0 | 22.3 | 25.6 | 30.6 | 40.3 | 80.0 |
25年分の生活費 | 25.0 | 28.8 | 34.7 | 46.3 | 94.7 | ∞ |
30年分の生活費 | 30.0 | 35.7 | 45.9 | 76.8 | 139.7 | ∞ |
あたりまえですが、運用利率が、0%なら、10年分の生活費は10年、20年分の生活費は20年しか持ちません。
仙人生活入りという観点での考察
- 20〜25年分の生活費を蓄財できれば、インフレを加味した実質リターン3%という運用で30年〜46年持つ。運用は大切。
- 期待する運用利率でコンスタントに運用することはできない。下手すると10年以上続く、冬の時代を乗り越えるための費用としての無リスク資産も重要。
- 生活費で、必要な絶対金額は大きく変わる。
- プラス要因としては、セミリタイアの場合、ほんとに全くの無収入は考えづらいこと。パートナー分を含めるとプラスアルファがあるかもしれない。独身の人も熟年結婚でプラスに作用する可能性はある。そして、過多は別にして年金もある。
- マイナス要因としては、思わぬ出費などがあること。
などでしょうか。
もちろん、この考察も人それぞれ。そして、究極の自己責任です。
私の場合
拙著などにも書いていますが、私は、10年分の生活費と年金10年分相当の運用資産で、アーリーリタイアを決断しました。つまり、おおよそ生活費20年分です。(ただし、現役時代の生活費で考えれば、この半分とか3分の1の年数分しかなりません。)
年金受給開始後で考えて見ると、年金プラスで10年分の生活費を0.5年分ずつ取り崩した場合は、上表で言えば、20年分の生活費を取り崩したケースに相当し、30.6年。65歳年金支給開始を基点とすると、95.6歳まで持つ計算になります。 (たぶんこの世にいません)
コメント
今週は社畜のような仕事でした。仕事柄連休多いと仕事も多いのは欠点ですね。
うちの資産は発展途上ですが今の資産をベースに積立金額、期待リターン3%で定年まで行う事で、この金額積み上がるってのを算出しました。多分にあくまで予想なのでいかない場合もあると思うんですが、それを気にしてたらどうにもならないので、まずはこれで行こうと考えてます。
うちはつみたてNISA40万円+毎月積立投信3万円をベースにインデックス投資を行う事を基本にしてます(あとはちょこっと株主優待株を買いたいですね)。
投稿: くまさん | 2018年10月 7日 (日) 09時01分
>くまさん 様
お疲れさまでした。
期待リターンには期待せず、リスクファーストで考えるのが、基本とは考えています。
投稿: NightWalker | 2018年10月 7日 (日) 22時46分