これからの時代の人生後半戦の生き方を考える
日経さんです。
この記事を整理すると
- できるだけ長くはたらくべし。
- しかし長くはたらくのはむずかしい
以上です。あたりまえすぎて涙が出る話ですが、日経さんの記事には面白いグラフがあります。
早い話が、同じ会社に勤め続けようとした人は、じり貧。定年が60歳の会社にしがみついていても先は長くない、 ということです。
人生後半戦の生き方の選択肢を広げるためには?
これからの時代の人生後半戦の生き方は、次の二つのパターンに分かれそうです。というか、もう分かれているのかも。
- なんとかして、はたらき続ける。そのためには、今の会社に早めに見切りを付けた方が生き延びる確率が高そうだ。
- なんともならない、はたらかない。そのためには、セミリタイア力が必要だ。
両者に共通するのは自立です。どんなかたちの自立を選ぶかは、個々人の自由ですが、いずれにしても、30代〜40代にかけて、ここを見据えた準備をしておいた方が良さそうです。
そして、どの道を選ぶことになるにせよ、資産形成は、人生前半の必須ファクターと言えそうです。
私が、ちょっと前から思っていたのは、「60歳でもアーリーリタイア」という時代が来てしまったのではないか、ということ。冗談ではなく。
資産形成の目的は、老後資金が不足するためとされることが多いですが、私は、結果として、現役時代と年金時代の「つなぎ資金」になってます。これは、私のような特殊なケースなのかな、と思っていたのですが、そうではないのかもしれません。(この辺の話は、次回エントリーに続きます。)
コメント
年金受給までなんとか貯金を持たせるというのがセミリタイアの普通の考えだと思うけど
投稿: deefe | 2018年10月27日 (土) 08時02分
>deefe 様
コメントありがとうございます。
私は、その考え方ですが、セミリタイアのスタイルもいろいろだと思います。
投稿: NightWalker | 2018年10月27日 (土) 09時34分
> 同じ会社に勤め続けようとした人は、じり貧。定年が60歳の会社にしがみついていても先は長くない
仰る通りだと思います。
政府は、希望者は70歳まで雇用せよと企業に要請し始めています。
こうなると、企業は人件費を抑えるようになります。
55歳の役職定年による給与を減。
60歳からの定年再雇用で更に給与を減。
65歳から更に給与を減。
この間に、早期退職勧奨、パワハラによる退職への追い込みなんかが横行するでしょう。
そして、現状とさして変わらない労働条件で働くことになるでしょうから、高齢者になるほど辛い労働環境になっていくはずです。
今後は、60歳以降の過労死が増えるはずです。
これからは、会社の都合の良いように働かされるではなく、自分のペースで働ける算段をしたほうが、結果として長く働けるようになると思います。
投稿: 見知らぬ男 | 2018年10月27日 (土) 19時15分
>見知らぬ男様
コメントありがとうございます。
>55歳の役職定年による給与を減。
>60歳からの定年再雇用で更に給与を減。
>65歳から更に給与を減。
このへんは、もう既にそうなってますね(^^;)。
>早期退職勧奨、パワハラによる退職への追い込み
最近は「働き方改革」ということで当局もしっかり見てますから、会社の組織改革を名分に、大きな職種変更を強いるなどの手法ですかね。ついて行けないと自分で判断して転職させるパターン。この場合、会社は、会社都合扱いにして転職支援はしても優遇退職金を出さないかもしれません。
>現状とさして変わらない労働条件で働くことになる
「同一労働同一賃金」ということで当局の指導があるでしょうから、給与減に見合った仕事、時給ベースでアウトソースしていた仕事を社内でやるみたいなシチュエーションで職務変更されるのでは?この場合に、モチベーションの維持ができるでしょうか。
個人的には、自らに命令できる仕事環境でささやかな自己実現を目指すべきと思います。
投稿: NightWalker | 2018年10月27日 (土) 22時53分