改訂版 一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門
先日ご紹介した竹川美奈子さんの新刊、『改訂版 一番やさしい! 一番くわしい! はじめての「投資信託」入門』が発売になりました。献本いただきました。
投資信託入門書の決定版
帯には、投資信託本の決定版とありますが、まさにその通りの一冊です。
「投資信託って何?」という方、「知っているつもり」という方、あるいは「すぐ忘れちゃうんだよね」という方まで、すべての投資信託購入層にオススメできます。本書には、全編にわたって、細かい配慮があります。
- 図がたくさん入っていてわかりやすい。
- イラスト満載。(今回は、表紙にイラストの宗誠二郎さんのお名前も入っています。)
- 読み方の難しい古めかしい株式用語には、ふりがなが振ってある。(例:終値=おわりね)
- みんなが疑問に思う、あるいは、抑えておきたい具体的なことが、中見出しになっていて、基本、見開きの一番右端にある。
特に、感じたのは、本書を構成する中見出しです。竹川さんが、これまで、地道に積み重ねてこられた、ごく普通の個人投資家とのたくさんの対話があったからこそ生まれてきた言葉のチョイスだなあ、と勝手に感じました。
にじむ竹川さんの想い
初心者向けの本書ですが、さりげなく深い話も組み込まれています。
たとえば、「アクティブ・シェア」「クローゼット・インデックス・ファンド」など、最近、ちょっと話題のキーワードが含まれていて、最新アップデートならではのお話も楽しめます。
また、ファイナンシャルプランナーに対するコラムでは「金融庁は金融機関に対して『顧客本位の業務運営』を行うように促していますが、FPも同様に顧客本位の姿勢が求められています。」という切り込みもあったりして、竹川さんの投資信託、個人向け金融業界に対する想いがにじんだ一冊でもあります。
大きく育てよう
そして、ちょっと、うれしくなったのが、こちらの帯↓。
女性が、投資信託の鉢に水やりをしていて、くまさん大喜びの図、です。「お金を大きく育てよう!」とあります。
そうなんですよね。「育てよう」なんですよね。鉢植えは、やがて、一本の木になり、林になり、森になるのであります。
おまけ情報 拙著もご紹介いただきました!
本書には、巻末に参考図書のページがあり、そちらの「投信の積立を実践してきた個人投資家の体験を参考にできる」というところで、なんと、拙著『世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資始めました』もご紹介いただきました!
うれしいなあ。ありがとうございました!
以上、竹川さん、渾身の最新作のご紹介でした。
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