東京五輪の後に長期投資を始める?
千草友紀子さんから、拙著にご書評をいただきました。気持ちを入れ直す意味で拙著を読んでくださったとのこと。ありがとうございます。
東京五輪の後に長期投資を始める?
千草友紀子さんには、投資をなかなか始められない人に贈る第3章に注目していただきました。この章は、編集者さんとの1回だけの最初の打ち合わせ兼企画会議(といってもとあるカフェ)での編集さんのひと言で決まったという曰く付きの章です。
「今は、アベノミクスと五輪景気で株価は上がってるし、
株高は東京五輪までっていうし、
それから始めた方がよくない?と思っているひと多くないですか?」
・・・・・
「東京五輪で世界の株価まで上がるはずはないのだが」「長期投資は時間が命。そんなこというと、山崎元さんに叱られちゃうよー(´・ω・`)」などなどと思いつつも、言われてみて、「なるほど」と思う面もあって、第3章の構想は割と瞬時にできあがったのでした。
というわけで、今日のひと言、
つみたては、思い立ったが吉日だ。
以上です。
投資の勉強をしてからじゃないと銀行や証券会社に行ってはいけない?
千草友紀子さんからは、もうひとつ面白い視点をいただきました。
投資の勉強もせずに、銀行や証券会社の窓口に行ったり、両社が主催するセミナーに行くのはおススメできません。
本来、勉強にいくはずの銀行や証券会社の窓口やセミナーが、初心者にとっては、投資の入り口としては不適切という現実。ちゃんと勉強して、いい悪いの判断ができるようになれば、これらは、ローコストな知識の吸収場所として有効になるわけですから、なかなか、かゆい感じのする状況です。
金融に限らず、すべての分野において言えることですが、教育をする人には、ある種の「しがらみのなさ」が必要なんですね。
拙著へのご書評ありがとうございます!
たくさんのご書評をいただいております。本シリーズは、御礼方々、いただいたご書評からお題を頂戴して書き綴るシリーズです。ご書評は、こちらのエントリーにまとめておりますので、ぜひ、見てくださいね。
コメント
うちも日本経済はオリンピック後に悪くなるってのはよく聞きます。需要先食いで悪くなるというのはまぁそんなものかな・・・、と納得しますね。
さて、景気が悪くなると思えば株式をキャッシュに替えておかねばならないのですが、個々人のアセットによって変わりますね。
うちのアセットは現預金48%:日本株46%:外国株3.5% その他となってます。
日本株の依存度が高いので日本経済が悪化した際は、アセットもダメージを受ける構図になります。それではうちはどう考えるかといいますと、
「積立にて外国株投信買付しつつ、日本株の割合を落として行く」、です。
何故かといいますと
”オリンピックを境に日本経済が悪くなるか分からない”
”景気が悪くなってもいずれは戻す”と考えてます。
リーマンショックの時はどうだったでしょうか?100年に一度の大暴落でうちの会社も業績悪化で、うちも3年ほど埼玉の工場に転勤してました。その後多少良くなったので戻って来れました。経済はプラス成長を目指すのでずっと右肩下がりはないです。過去のデータからも資産運用はタイミングや銘柄ではなく、アセットアロケーションで決まる、というのが分かってるので自分の決めたアセットアロケーションを粛々と行うのがベターなのだと理解してます。
投稿: くまさん | 2018年9月16日 (日) 20時52分
>くまさん様
>経済はプラス成長を目指すのでずっと右肩下がりはない
全体としてそうですが、局所的には、戻って来ない場合もあります。たとえば、特定の会社とか国、通貨に集中していた場合です。やはり分散が大事なのではないでしょうか。
なので、分散されていないアセットアロケーションの場合は、粛々とポートフォリオを持つことがいいとは、言い切れないので、難しいですね。
投稿: NightWalker | 2018年9月16日 (日) 21時08分
特定の会社や国で右肩下がりで戻らないことなままありますね。うちも日本株で某自動車の株式持ってますが買値の1/4くらいで沈んでます。ハッキリいえば失敗ですね。赤だし候補で機会があれば損切りになるかと思いますが・・・。
投稿: くまさん | 2018年9月17日 (月) 08時52分
>くまさん様
コメントありがとうございます。
山崎元さんは、その会社の今の株価が、高いと感じるか安いと感じるかで観るべきだと、以前何かでおっしゃってました。
投稿: NightWalker | 2018年9月17日 (月) 11時52分