私のアーリーリタイアへのプロセス
タコペッティさんから、拙著にご書評をいただきました。ありがとうございます。
タコペッティさんもアーリーリタイアにご興味があるとのことなので、本エントリーもそれにまつわるお話です。
私のアーリーリタイアへのプロセス
私のアーリーリタイアへのプロセスをまたしても身もふたもなくまとめると、こうなります。
(1)サラリーマンとしてがんばる、ついでに投資をしておく。
(2)卒業して別のことをする。
もちろん、(1)が大切でした。私がアーリーリタイアできた理由は、満額とは言えませんが、一生分の賃金と年金を納めたことがベースとなっています。私の場合でつらつら書くと、
- 会社員として前倒しで稼ぐには、それなりに全力が必要。
- ただし、稼ごうとしてではなく、自己実現の場として走ってきた結果、そうなった。運が良かったのかもしれない。
- やがて、会社が自己実現の場ではなくなった。(このまま、与えられた仕事を黙々とやろう、言ってみれば社畜の許容を始めたとたん、失速した)
こんな感じです。
生き方は多様化する
客観的に見てみると、私のようなパターンは、これからは、人生のストーリーの一つとして考えてもいいんじゃないでしょうか。人生100年時代を大義名分にすすめようとしている、今いる会社に60歳と言わず、65歳と言わず、70歳と言わず・・・みたいな方向だけで本当に良いのか。(もちろん、これが、王道です)
政府、政策に誘導してもらうのではなく、自ら考えた方が、いいと私は考えます。金銭的な損得と言うより、生き方の問題です。(金銭的な損得だけを考えたら、アーリーリタイアは愚行です)
拙著で、「自分自身に命令しない者は、いつになっても下僕にとどまる」というゲーテの言葉を引用しましたが、これ、私が20代の頃に聞いたときには、もう少し端的な、次のような言い回しで覚えていました。
「自らに命令しない者は、生涯奴隷である」
自意識多感な当時の私は、奴隷はいやだな、と思ったのです。
余談
タコペッティさんから、次のようなご指摘がありました。
投信ブロガーたちの間ではアクティブファンドの評価は低く
この点については、
- 投信ブロガーのアクティブファンドに対する評価は、必ずしも低いわけではなく、直販系の投信に魅力を感じている人も多い。
というところではないでしょうか。
平均回帰の原則から考えると、長期にわたってベンチマークに勝ち続けるのは難しく、過去の成績がよかったファンドがこれからも勝ち続けるとは限らないわけで、この辺が、アクティブファンドの難しさでもあります。
拙著へのご書評ありがとうございます!
たくさんのご書評をいただいております。本シリーズは、御礼方々、いただいたご書評からお題を頂戴して書き綴るシリーズです。ご書評は、こちらのエントリーにまとめておりますので、ぜひ、見てくださいね。
コメント
うちらはお金がないと生活できない(仕事がないと)のが大前提です。うちの会社では慢性的に残業2時間が当たり前で若い世代で「定時にならんかな」と言うのがよく聞かれます。モチベが低下してて社畜ってのが当てはまると思ってます。会社とすれば経費最小、利益最大を目指すので当たり前の事してるんでしょうがね。
うちは残業が好きじゃないのと、定年時に老後資産の道筋が出来てる(途中ですが)ので、社畜まで追い詰められてないかなって感じです。精神的に余裕があるんでしょうね。残業してお金いっぱいもらって投資に回すって選択肢もありますが・・・。
投稿: くまさん | 2018年9月 9日 (日) 04時28分
>くまさん様
コメントありがとうございます。
>経費最小、利益最大を目指す
のであれば、本来、残業はゼロの方が良いはずですよね。
投稿: NightWalker | 2018年9月10日 (月) 00時28分