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2018年9月27日 (木)

野村つみたて外国株投信 第1期 運用報告書

思いっきりタイミングを逸してしまいましたが、ムスコのつみたてNISA採用ファンド「野村つみたて外国株投信」の第一期運用報告書を見て見たいと思います。期間は、2017年10月2日~2018年5月14日です。

まとめ

  • 実質コストは、0.154%。年換算で案分すると約0.25%
  • トラッキングエラーは、0.3%マイナス乖離。(ベンチマークは配当込みと明記)
  • 第1期末 資産額は19億円。

トラッキングエラーの要因は、以下の3要因。

  • コスト負担(当ファンドにかかる信託報酬 や、マザーファンドでかかる売買コストや保管費用など)
  • 配当金に対する課税(ファンドでは税引き後の配当金が計上される一方、ベンチマークは税引き前で計算されるため)
  • (その他、差異を生じた要因) 為替の評価時価による差異(ファンド評価に使用される為替レートとベンチマークの為替レートに時間差があり異なるため)

「コスト負担」は、対象期間の実質コストが0.154% ですから、要因の約半分。残り半分が「配当金課税」と定番ではありますが「為替の評価時差」。個人的には、納得感のある説明でした。やはりFOF型のファンドに比べて、微妙に透明感があります。

直近2018年8月末では、33億円。少しずつ増えています。まあ、つみたてNISA対象ファンドなので、多少なりとも増え続ける限り、償還しちゃうというような勇気ある行動には出ないと思われます。

感想

このファンドは、私が、ムスコのために見立てたものですが、

 おとうさん、いい買い物したかも♪

というか、ほっとしたのが、率直な気持ちです。

いや、実にシブい。いぶし銀のようなファンドです。つみたてNISAに背中を強制的に押されて飛び出したものだとは言え、ひと言で言って、

 野村の良心

とでもいうのでしょうか。

ひょっとすると売りたくないのかもしれませんが、野村の営業力で売って欲しいですね。職域は強いと思うんです。

つみたてNISAを契機に、これまで、特定企業に対する確定拠出年金用ファンド水準の価格帯で、ようやく一般売りされたということなのかな。

私、前回のfoy では、このファンドに投票しました。1月のfoy発表会では「大手証券系にありがちな、適当にお茶を濁そうというものじゃなかったことにびっくり」という私の感想が紹介されてしまったのですが(ご参考エントリー:投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017 発表! #foy2017)、まさにそんな感じです。

そう言えば、今年のfoy、何に投票しようかな—。

以上、ちょっと遅めの運用報告書チェックエントリーでした。

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コメント

我が家は家族全員(3人)、積み立て銘柄は野村つみたて外国株投信です(笑)

毎月月次レポートをチェックしてますが、乖離率極小&実施コスト安く、ノムさんの運用精度はMr.送りバント呼ぶのに相応しいと思っております

野村證券の営業力で、ますますの資金流入を願いたい限りですね☆

投稿: きしやん | 2018年9月30日 (日) 19時42分

>きしやん様
コメントありがとうございます。
なんだかんだ言って野村の運用部隊は、国内勢ではワンランク上の実力だと感じてます。
問題は、時に割高なフィーだけなんですよね。そして、このファンドは、それがない、数少ない(笑)商品なんだと思ってます。

投稿: NightWalker | 2018年9月30日 (日) 23時28分

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