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2018年8月19日 (日)

普通の人のための普通の投資について

プロフィールなどで、「普通の人のための普通の投資」というフレーズをけっこう前から使ってます。

普通の人のための普通の投資

私は、ごく普通のサラリーマンでしたし、起業してやろうとか、億万長者になろうとか、アーリーリタイアしてやろうとか(しちゃいましたが)、というような大志は持ち合わせていなかったわけですが、それでも投資をしてきました。

ネット証券が面白そうだったこと、投資信託による投資という便利な方法を知って、これ、サラリーマンに向いてるよね、と思ったことなどが、きっかけです。2000年頃の話です。

ふと、見渡せば、

  • 預金ではお金が増えない時代が、21世紀になって20年くらい続いている。
  • 確定拠出年金制度など投資に向き合う機会が増えた
  • インデックスファンドの信託報酬率が、10分の1になった。

など、よく見ると庶民から見た投資をめぐる環境は、大きく変わったにもかかわらず、私の思う普通の投資って、いまひとつ、広まっていません。

金融教育の問題なのか、株式投資に対する罪悪感みたいなものなのか、そもそも投資以前に浪費癖の克服が課題なのか、税制の問題なのか、はたまた、顧客本位に徹しきれない金融業界の問題なのか。

よく、わからないわけですが、私としては、普通のサラリーマンも少しくらい投資をしておいた方が良いんじゃないかな、と自身の体験を通じて思うわけで、今後も、当ブログが「普通の人のための普通の投資」の普及の一助となることを願っております。

余談 フレーズの由来

このフレーズ、お気づきかとは思いますが、かのリンカーンの

 government of the people, by the people, for the people
 (人民の、人民による、人民のための政治)

という名演説のフレーズから、もじっています。

英語にすると(文法的におかしかったらごめんなさい)、

 Ordinary Investment of ordinary people, by ordinary people, for ordinary people
 (普通の人の、普通の人による、普通の人のための普通の投資) 

で、長すぎるなーということで、いくつかのバージョンを経て、

「普通の人のための普通の投資」

に落ち着いたという事後の顛末でした。

時に、そもそも、普通ってなんなのよ、とも思うわけですが、普通という言葉にはこだわりたい。長期投資だし、あと20年くらい続ければわかるかなー(お墓に入っているかもしれませんが)、などと考える今日この頃なのでした。

 

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コメント

うちの会社でも若い人が投資に興味があり、DCで何に割り振ればいいのか?なんて事相談されましたが、投資全般の事やインデックスの初歩の初歩の説明をしても理解度が低いのが実情です。うちらアラフォー世代も似たようなもので投資したことないよ、が多いです(DCで運用してるんでしょうがあくまで「商品を選んでるだけで投資をしてるんじゃないと思います)。

 投資は自己責任ってよく言われますが、投資の事をどこかで勉強する機会を作ることが必要ではないかと・・・。
投資を知れば金融詐欺にかかる機会も激減すると思います。
「絶対もうかります」
「年10%の金利が付きます」
「未公開株を紹介します」
何てのは投資をしてれば荒唐無稽なのはすぐに分かります。

投稿: くまさん | 2018年8月19日 (日) 08時39分

>くまさん様
コメントありがとうございます。
>「商品を選んでるだけで投資をしてるんじゃない」
この状態は、すでに立派に投資しているんですよね。まず必要なのは、その状態で、プラスサムゲームに参加していることに気が付くことなんですかね。

投稿: NightWalker | 2018年8月19日 (日) 11時00分

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