気づいたらアーリーリタイア
kenzさんから、拙著にご書評をいただきました。ありがとうございます。
はじめに
kenzさんからは、著者としての本の狙いを「ずばっと」ご指摘頂いております。さすがです。
- 一番の特徴は「実際にアーリーリタイアされた著者による、アーリーリタイアの決断ポイントやインデックス投資の出口戦略」
- インデックス投資関連の本は、サラリーマンとして資産形成中の方の本はあっても、実際にアーリーリタイアされた方の実経験が書かれているのは初
本を出すに当たっては、王道はきっちり書いた上で、差別化を図る必要があります。それは、私の場合、「インデックス投資家としては一足お先にリタイアしたこと」「ゆるめのスタンスでも大丈夫だということ」「長期投資は長期に続けるから長期投資」なんてことを実践編としてお伝えしよう、ということでした。
目標なき目標
さて、kenzさんから、ご指摘を頂いておりますように、
- 「目標資産額がたまったからリタイア」ではなく、「早期退職勧奨を受けてリタイア」
これこそが、私の資産形成のスタンスです。ひと言で言うと「目標」っていう言葉が嫌いなんですよねー。
目標管理なんて仕事だけで十分
というのが、私の数ある座右の銘の一つです。私にとっての資産形成は、「目標なき目標」です。「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」的なのは、ほどほどの分量にしたかったわけなのでした。
また、kenzさんからは、以下のようなご指摘も頂きました。
- 「気づいたらアーリーリタイアできるほどお金が増えてました」という状況になっている方は少ないはず
気づいたらアーリーリタイアできた理由
私に関して言えば、これには、3つの理由があります。
- できるところまでサラリーマンをやった。
- 40歳以降は、収入の1〜2割は資産形成に回し、半分くらいは投資した。
- 生活コストも、モロモロの欲も、それほど大きくならなかった。
何度か書いていますが、もうね、平凡なんです。3番目が一番大きいです。次が1番目。資産形成は3番目。そして、大前提として、良き家族に恵まれたこと。
私のようなパターンでのアーリーリタイアであれば、今の豊かな日本においては、十分可能だと思うんですよね。
でも、私の周りを見ていると、私くらいの年齢まで仕事をすると、「死ぬまでサラリーマン」と思う人は多く、「生活コストが上がりっぱなし」という方も多いです。そして、そんな方々の強靱な仕事欲、あくなき消費欲のおかげで、今の私のような仙人生活があるわけです。私が、アーリーリタイア後、「感謝」の二文字しかない、と思うようになったゆえんでもあります。
拙著へのご書評ありがとうございます!
たくさんのご書評をいただいております。本シリーズは、御礼方々、いただいたご書評からお題を頂戴して書き綴るシリーズです。ご書評は、こちらのエントリーにまとめておりますので、ぜひ、見てくださいね。
コメント
うちの場合は気付いたら定年まで17年でした(笑
慌ててではないですが、定年後必要なお金の計算をしました。そのうえで
そのお金を貯めるのに必要な積立資金の量を逆算して「こんなもんかな」を
出すことが出来ました。
「今いくら積立してる」や「今、どのくらい投資してる」は聞きますが、
将来このくらい必要なので、この数字を基に積立してる、はあまり聞かないのは
うちだけかなぁ。
投稿: くまさん | 2018年8月28日 (火) 22時26分
>くまさん様
コメントありがとうございます。
>定年まで17年
おお、時間はいっぱいありますね〜♪
投稿: NightWalker | 2018年8月29日 (水) 10時38分