アーリーリタイアのお盆に思う 2018
カン・チュンドさんから、拙著にご書評をいただきました。ありがとうございます。
はじめに
本シリーズは、拙著に対するみなさまのご書評をいただいた順番にご紹介させていただいておりますが、今回のお題は、お盆ということで、順番を変えさせていただきましたm(__)m。
カンさんのエントリーにもありますように、カンさんと初めてお会いしてから、早10年。
10年前の上記のエントリーには、
- 投資を続けていくとどうしても不安になることがあるので、優れたお話相手が必要
- ブログや本やセミナーでは、伝えられないことがあり、そこにこそ、本人にとって、重要な真実がある
なんて書いてあります。このへんの考え方に気が付いたのは大きく、拙著中にも、ふと見ると、この時のお話が結実したような文章もありますね。
そんなカンさんからは、拙著の「言葉」や「文章」を「名言」というかたちで切り出していただきました。もちろん、思考のバックグラウンドはあるのですが、表現自体は、考えて書いていると言うより、自分の中からポンと出て来るという感じ。その後、表現を錬成するみたいな。作曲でフレーズが生まれてくるようなところと似ています。
お盆 2018
さて、お盆ですが、去年の夏、こんなエントリーを書いてました。
ここから1年の変化というと、「すっかり、お盆のことを忘れてしまっていたこと」、かな。
ご先祖さま(今、お墓の中にいるのは、実父だけですが)、ごめんなさい。
以前は、お盆、お彼岸は母が、やれ「お墓にお花を供えてきて」だの「お墓をきれいにしてきて」だの、言っていたのですが(言うだけで、本人は、お墓に行く体力がない)、もう、それすら、すっかり、忘れてしまうようになってしまいました。
なんにも変わっていないような毎日の中にも、変化があります。
終活期の投資
この「忘れてしまう」という状態は、ほったらかしの境地みたいなもので、いずれは、私もそうなります。ただ、私と母とで決定的に違うことになりそうなのは、「私の残す金融資産の半分くらいが株式資産になるだろう」ということです。
拙著は、20代〜40代の資産形成世代にフォーカスしていますが、60歳オーバーの方でもお読みになって、退職金を片手に投資をする気になって下さった方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、年齢の高い投資未経験者の方に、手放しで長期投資をオススメすることはできません。それこそ、金融機関の餌食になりかねません。
「これまで投資をしてこなかったリスク耐性に不安のある方に過剰な投資はオススメできないこと」、そして、「一声30年になってしまう、リターンの平均回帰に期待する長期投資に必要な時間が足りない」、この2点が、その理由です。
株式の長期投資に取り残されてしまった世代の「いまさら投資」に向いた制度が欲しいなと思うんですよね。NISAシニアプラスが欲しい、なんて言っているのは、そのためです。ポイントは、ずばり、「配当」と「相続」。(個人投資家からの税制改正要望 ベスト5 資料の最後)
現状だと、高齢者でも、どうしても投資したい場合は、まずは、つみたてNISAを検討、ですかね。年40万円、20年で最大800万円というスピード感、規模観。お墓の中のご先祖さまもそのくらいなら、お許し下さるかもしれません。
拙著へのご書評ありがとうございます!
たくさんのご書評をいただいております。本シリーズは、御礼方々、いただいたご書評からお題を頂戴して書き綴るシリーズです。ご書評は、こちらのエントリーにまとめておりますので、ぜひ、見てくださいね。
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