7/2スタートの東証ETFマーケットメイク制度
さて、今日、7/2から、東証ETFのマーケットメイク制度が始まるはずですが、対象銘柄が東証マネ部さんの記事になってます。気になるのは、やはり、外国株と外国債券。
外国株(5銘柄)
コード | 銘柄名 |
信託報酬 | 管理会社 |
---|---|---|---|
2513 | NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 0.17% | 野村AM |
2514 | NEXT FUNDS 外国株式・MSCI‐KOKUSAI指数(為替ヘッジあり)連動型上場投信 | 0.17% | 野村AM |
1557 | SPDR S&P500 ETF | 0.09% | ステート・ストリート |
1655 | iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF | 0.15% | ブラックロック |
1678 | NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信 | 0.95% | 野村AM |
外国債券(4銘柄)
コード | 銘柄名 |
信託報酬 | 管理会社 |
---|---|---|---|
2511 | NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジなし)連動型上場投信 | 0.12% | 野村AM |
2512 | NEXT FUNDS 外国債券・FTSE世界国債インデックス(除く日本・為替ヘッジあり)連動型上場投信 | 0.12% | 野村AM |
1486 | 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし) | 0.16% | 日興AM |
1487 | 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり) | 0.16% | 日興AM |
ちょっとさみしいETF勢
ちょっとさみしいですかねー。MSCIコクサイは野村さんだけです。
ただ、過日のエントリーでご紹介したとおり、先進国株式インデックスファンドの信託報酬は、0.109%まで下がってしまいました。なので、もはやETFはちっとも安くありません。しかも、ファンドの方は配当込み指数ですから分配金を再投資する手間はなく、自動的に複利効果、税の繰り延べ効果が期待できます。
現在の状況では、ETFを選ぶ合理性は、「配当が出ること」と「市場で指し値できる」ことくらいしか思い当たりません。これは、裏を返せば、「税金を払わなければいけない」「買うのがめんどくさい」というデメリットでもあるわけです。
当ブログを運営していても感じるのですが、ETFはイマイチ人気がありません。
ETF勢は、今年が正念場です。
早い話、ETFの生き残りのためには、インデックスファンドを圧倒する信託報酬率しかないと思います。関係者にはがんばって欲しいと願っています。
その他、個人的に気になる銘柄
さて、それ以外で個人的に注目している銘柄が、こちら。なぜ、注目しているかというと私が保有しているからです。
- 1477 iシェアーズMSCI日本株最小分散ETF (信託報酬0.19%)
- 1492 MAXIS JPX 日経中小型株指数上場投信(信託報酬0.5%)
最小分散というのは、現代ポートフォリオ理論で登場する効率的フロンティア上で、リスクが最小になる組合せのことです。
ただ、人気はなく、板がさびしい状況でした。これが、どう改善されるか注目してみたいと思います。
実は私、最小分散の全世界版が欲しいと思ってます。
ちなみにインデックス投資の説明でよく登場する「合理的な唯一のポートフォリオ」というのは、効率的フロンティア上で、もっとも、リスクに対するリターンが大きくなる組合せのことです。これが時価総額分散、つまり普通のインデックスファンドになります。
何を持って「合理的」と呼ぶかではありますが、私は、「リスクがもっとも小さくなる」という考え方も、なかなか、気に入っているんですよね。最小分散は、私の本のp123にそれを示す図が載ってますので、持っている方は眺めてみてくださいね。
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