どうしても勉強できそうもない気がする場合
当ブログでは、「つみたて投資をしながらマイペース勉強しましょう」と主張しております。ですが、どうしても、気持ちが向かない人もいらっしゃるでしょう。我が家にも、数名います。
勉強すべき理由(復習)
たしかに、つみたてNISAなんかだと、勉強しないで始めてもなんとか行けるイージーさを持っています。しかし、勉強しないのは望ましくありません。投資の勉強をすべき理由は、次の二つです。
- インデックスファンドは広く分散されてはいるものの価格変動のある立派なリスク資産。取り扱い要注意であることに変わりはない。貯蓄の代替感覚では超危険。最低限のリスク管理のリテラシーは、必要。
- せっかく、お金や経済のことに興味を持つチャンスが得られたのに「もったいない」
これが、私としての基本です。
その1 忘れてもいい金額にする
忘れても良いというのは、たとえば、少なくとも年金受給開始まで、長く見積もって死ぬまで、忘れててもいいか〜、と判断できた金額です。多くの場合、本人が、本来取り得るリスク許容度を相当下回る状態のままに投資すると言うことになると思われます。
ということで、期待リターンは、それに応じて小さくなってしまいます。機械損失という意味では、残念なところはありますが、勉強しないという前提なので、いたしかたないところです。
その2 頼る
これは、家族の中に信頼できる人がいた場合、その人に預ける作戦。
ただし、これは、「信頼できる人がそもそもいるか?」、いたとしても「ずっと信頼できる人か?」、あるいは「自分より長生きできるか?」という問題が残ります。
我が家の場合
我が家の場合、妻は全く投資に興味がありません。その2が基本路線です。(頼る人=私しかいない(^^;)、責任重大) & 妻の分の積み立ては、その1の作戦です。
しかし、私が将来、老化による脳の衰えでリスク管理できなくなったり、私が死んだあと(妻は5歳年下なので、平均寿命から考えると、私の方が10年先)、困ります。
- 人生の終盤では、株式資産は基本放置、配当金だけを使うシステムにする。
- ムスコに託す。
このへんが、考え方の軸です。これから10年の個人的課題でもあります。リスク資産運用の終活です。
人生終盤の資産運用は、次世代への継承が考え方のポイントなのかな。株式資産は、次世代への「糠床のタネ」みたいな感じです。
コメント
人間ドックに行った際に、職場違うけど投資の話しました。その方は投資でお金を減らしたくない方でした。そうなってくると個人向け国債か預貯金しか選択肢がないですが、本人が望まない投資を進めるのは有害です。会社で確定拠出年金を運用してるので、投資とは無縁ではいられないので、あとで後悔しないためにも最低限度の知識なり抑えておく事は大事です。
投稿: くまさん | 2018年7月26日 (木) 00時11分
>くまさん様
コメントありがとうございます。
最低限、リスク資産であることだけは理解しないとまずいですね。
たしかに、確定拠出年金があるので、多くの人が投資に直面しています。勉強しない人が、DCで預金を選んじゃうというのは、残念ではあるけれども、ある意味、正解なのかもしれません。
投稿: NightWalker | 2018年7月26日 (木) 00時43分