再現性の高い投資の話
渡邉朝生さんから、拙著にご書評をいただきました。ありがとうございます。
再現性の髙い投資
渡邉さんからは、インデックス投資のいいところとして
インデックス投資のいいところは、再現性が高いところです。誰が、いつ始めても同じようにできます。
というご指摘をいただきました。まったく、おっしゃるとおりです。
ただ、拙著、推敲の段階で「再現」という言葉を表現を軟らかくする意味合いもあって「お手本」と言う言葉に変更しました。
もうひとつ理由があって、私が、日本一のインデックス投資家だと思っているのがGPIFなんですが、このポートフォリオを真似することはできても、パーフェクトな再現はできないなあと思ったからなんです。
最新のGPIFの成績は?
最新のGPIFの成績が、先日発表になっています。
平成29年度
- 収益率: +6.90%
- 収益額: +10兆810億円
- 運用資産額: 156兆3,832億円
すごいですねー。
ここは「10兆円も稼いでいる」ではなく、「運用方針通り運用しているか」を評価するのが正解なんですが、仮にGPIFの基本ポートフォリオと同じにしたとしても、同じにはなりません。実際の運用上は短期資産が含まれていたりしますし、リバランスの仕方までは真似できませんからね。
というわけで、真似したいけど完全には真似できない。届きそうで届ききらない。GPIFの運用は私にとってはそんな存在でもあります。でも、そのまんま再現するファンドやETFがあったら面白いのになあ、とも思うのでした。
以上、ちょっとした執筆の裏話でした。
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