NightWalker 秘密の文章術
じゅん@さんから、拙著にご書評をいただきました。 (1)NightWalker流のわかりやすい資産形成入門書 (2)3回の暴落を経た経験(3) アーリーリタイアの実践記 、そして、「つみたてNISAの教材として」というご評価です。ありがとうございます!
文章を書いていたときのことを思い出してみる
今回の拙著については、「読みやすい」というご感想をたくさんいただいています。じゅん@さんからも、「NightWalkerさんらしく、非常にわかりやすく丁寧に噛み砕いて」と評していただきました。ありがとうございます。
こういう文章になる一番大きな理由は、「そもそも書こうとしても難しい文章が書けない」というところにあるわけなのですが、多少リクエストもあるようですので、思い当たるフシを2つほど書いてみます。
その1 居酒屋テスト方式
今回、ちょっと悩んだのが、現代ポートフォリオ理論の説明です。やめようとも考えたのですが、最近、ここを説明してない初心者向け投資本も多いようにも思えるので、端折らず説明することにしました。
で、庶民感覚での理解をベースに、さくっと手短に、私っぽいオリジナリティのある説明をしてみました。
世に「エレベーターテスト」なるものがあります。権限を持つキーマンにエレベータで居合わせた30秒の間くらいで、いかに自分のアイデアを簡潔に伝えることができるか。そのくらい短い時間でさくっと企画を説明して理解してもらえないようようでは、話は通らないよ、と言うわけです。
で、今回採用したのは、私オリジナル開発の「居酒屋テスト」方式。居酒屋で、友達に話すシチュエーションをイメージしながら語ってみました。
居酒屋では、そんなに長々と話をするわけではありません。つまんない話だと寝てしまうので、おもしろおかしく自分の個性全開でしゃべろうとします。そのエネルギーを脳に注入するのです。
「上から目線」でも「下から目線」でもない、いわば、
「斜め横から目線」。
真横とか真正面じゃなくて、少々、斜めくらいの方が印象に残って話を聞いてもらえますからね。
その2 唄うように書く
私が文章を書くときに気をつけている、というより、気になってしまうのが文章のリズムです。先の居酒屋方式にもつながります。人に聞いてもらえる話って、唄、ことにポップスとよく似ているのではないか、と思うんですよね。
- テンポ良くしゃべっているように書く。(リズムに乗る)
- 心に残るフレーズが大切。(考えるのではなく、ぱっと頭に浮かんだフレーズ)
- 同じ言葉(表現)を繰り返して、文章をまとめてみたりする。(リフレイン)
- 直観的な言い回しを使う。(拙著で言えば、たとえば「ギザギザカーブ」)
- ひとつの説明をコンパクトに収める。(ポップナンバーは伝統的に3分くらいの曲が多いです。これは「ラジオ局のオンエア時間」とか「ドーナツ盤の容量」から来てたりするわけですが、そのくらいの長さが人間としての集中力の限界という意味でもあります)
以上、参考になりましたでしょうか。「むずかしいの嫌い」「楽しいの好き」「だけど中味は意外と深い」をモットーに書いております。
拙著へのご書評ありがとうございます!
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