リスクに耐え続けることが長期投資の最重要ポイント
ななしさんから、拙著にご書評をいただきました。ありがとうございます。
リスクは資産をむしばむ
ななしさんから、ご指摘いただきました。
ちゃんと投資について危険な部分も書かれています
拙著では、冒頭で、インデックス投資の特徴を(1)手間いらず(2)低コスト(3)ローリスク と書いたのですが、「ロー」は、それっきり。その後は、ただの「リスク」と言う言葉がやたら出てきます。たぶん、拙著の中でもっともたくさん登場するワードが「リスク」です。
いくら分散しても、市場自体が持つリスクは取り除けず残ります。市場そのものであるインデックスファンドもしっかりリスクはあり、これが、結構大きいわけです。ダウンサイドのリスクは、資産もむしばむし、ついでにバイ・アンド・ホールドを続けようとする心もむしばんでしまいます。
そして、特に後者が長期投資の成否を握っているのです。もし、ダウンサイドのリスクに心が負けてしまうとアッパーサイドのリスク(株価回復)の恩恵も受けられなくなってしまい、もう、時間は戻ってきません。
2018年はリーマンショックから10年目
拙著を書くときに念頭にあったのは、本書が出る2018年は「リーマンショックから10年目」であることです。
ごく普通の人である私の経験に基づくリスクに対する現実的な対応策とか考え方は、本書を書く上で外せないことがらの一つでした。最初の方に「ギザギザカーブ」の話を持ってきたり(これは編集さんからの提案でそうなりました)、正規分布や弓形カーブの説明を省かず、がんばってできるだけわかりやすく書いたのも、ここが、バイ・アンド・ホールド投資の最大のウィークポイントと実感&痛感しているからです。それをお伝えしなければ、ごく普通の素人投資家が本を書く意味がありません。
てなわけで、厄払いのためにも、いっぱい「リスク」の話をちりばめてみました。
拙著へのご書評ありがとうございます!
たくさんのご書評をいただいております。本シリーズは、御礼方々、いただいたご書評からお題を頂戴して書き綴るシリーズです。ご書評は、こちらのエントリーにまとめておりますので、ぜひ、見てくださいね。
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コメント
わわ。
まさか、ご本人から【この部分】を取り上げて頂くとは。。
リスクは資産下落の際、リターンだけでなく心もむしばみまよね。
なるべく投資を考えている人や、投資を始めたばかりの人が繰り返し読むのに最適だな、と改めて思いました。
投稿: ななし | 2018年6月18日 (月) 02時31分
>ななし様
コメント&ご書評ありがとうございます!
始めるのはカンタンなんですけど、続けるのがむずかしい。これは、体感して覚えるしかないんですけど、理屈じゃない実践的なガイドのひとつになれば、と思って書きました。
投稿: NightWalker | 2018年6月18日 (月) 10時48分