自己責任の第一歩は自分の頭で考えること
投資をする上で、私が大切だと思っていることに、「自分で考える」というのがあります。インデックス投資はカンタンですが、『「まったく勉強しない」もありえない』のです。
ファンド選びは自己責任の始まり
たとえば、拙著、具体的な推奨商品名を書いていません。いくつかのご書評でご指摘をいただいたように、(私の人生最初で最後の一冊になるかもしれない本が)「すぐに陳腐化しないようにする」、あるいは、「特定の運用会社に汲みしない」、という配慮もあります。(ページが足りないというのもありましたが)
ですが、私の主たる意図は、実は、このくらいは「自分で考えてみましょう」なのでした。
つみたてNISA制度の恩恵で、インデックスファンドを選ぶのは、かつてに比べて、とてつもなく簡単になっています。
- つみたてNISA対象のインデックスファンドだけから選べば良い。
- 信託報酬率は、本では、つみたてNISAの基準より厳しめに年0.2〜0.3%より小さいファンドと限定している。
- 選ぶべき指数も本の中では限定。(バランスファンドは、あえて除外している)
昨今のロールプレインゲームをクリアするのに比べれば、はるかに簡単なちょっとした「ファンド・クエスト」です。
個人的に、ここは、自己責任の最低水準だったんですよね。
今や、いろいろな答えが、ネット中にあふれています。「ファンド・クエスト」は、「ネット・クエスト」でもあります。私のブログで言えば、このエントリーなんかが、そうです。
あっ、答えを書いちゃった(笑)。
自分の例で考えて見よう
また、お金の使い方もしかりです。つい、となりの人が何をするか気になるものですが、自分で考えるしかないのです。安易に他人に聞いても教えてくれませんし、聞く場合は、それなりのシチュエーションというモノが必要です。
どうしても、わからない場合は、有償でFPさんに相談してみましょう。(念のために言っておきますと、私は、FP業は営んでおりません。)
拙著では、
- となりの人はもう始めているかもしれない。でも、わざわざ他人に投資している、ましてや投資の仕方なんて誰も教えてくれない。
- (出口戦略、ひいては資産運用全体は)巷にあふれるいろいろなモデルケースで考えたところで意味はない。自分の例で考えるしかない。
というようなことを、本の端々で触れています。自己責任の第一歩は自分の頭で考えることなのです。
どう言う文脈で登場するかは、ぜひ拙著をご参照下さいませ。普通は、他人に話さない、お金のこと、ちょっとした身の上話などをいろいろ書いております。
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