固定的な資産配分と機動的な資産配分
モーニングスターさんです。
バランス型ファンドは大きく分けると、資産配分の比率を固定して運用するタイプと、経済環境や市場動向などに応じて機動的に変更するタイプの2つがある
固定的な運用と機動的な運用
資産配分の比率の運用法には、
- 固定して運用する
- 機動的に変更する
この二つがありますが、機動的に変更するタイプのバランスファンドは、「暴落時にはまあまあだけど、上昇期にはダメだった、総じて悲しい成績」というモーニングスターさんによるこの10年くらいの分析でした。
インデックス系の投資家の間では、固定的な資産配分での運用が主流ですね。というか、そうじゃないと、ほったらかし運用にならないわけですし。
うまく行けば、機動的資産配分の方がパフォーマンスを上げられるはずです。たとえば、リーマンショック直前は、株式比率を下げ、その後しばらく立ったら株式比率を上げれば、いいのです。カンタンでしょ・・・・じゃなくて難しいわけです。モーニングスターさんの記事はそれを物語っていると言えなくもありません。まあ、儲けたいのであれば、カンタンには出来ない投資スタイルを取る必要がありますけどね。
私の場合
しかし、凡人である私には、相場の頭と尻尾がわかりません。たとえば、株が上がりリーマンショックから10年経った今、株式の比率が何%がいいのかは、私にはわからないのです。そんな私は、次のような考え方です。
- リスク資産と無リスク資産の比率については固定的でしかもゆるい
- リスク資産の中味については、流動的というか、アバウト
本来取るべきリスク以上にリスクを取っていないか=固定的なリスク資産比率をチェックすることが主体です。
拙著の書評でいただいたご書評に共通するのは、「文体」と「投資」、この二つのスタイルが「ゆるい」、よく言えば「癒やし系」なところでしたが、こんなところがそうなんですね。
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