インデックス投資はどのプロセスがたいへん?
カンタンと言われるインデックス投資ですが、意外とカンタンでありません。カンタンなのにカンタンではなく、ラクなのにラクではないという禅問答。
まず投資のプロセスを分けてみる
まず投資のプロセスを私流に分けてみます。
(1)そもそも投資をしようかどうしようか迷う。
(2)何を買うかを考え、投資をする(つみたてる)。
(3)投資資金を稼ぎつつも人生を楽しむ。
(4)何が来ようと投資を続ける。
(5)収入がなくなっても投資を続ける。
これらは、インデックス投資に限らず、長期投資に共通する話ではないでしょうか。そして、ご存じのように(2)のプロセスにほとんど負担がかからないのがインデックス投資の特徴です。では、負担はどこなのかというと、、、
ハードルその1 そもそも投資を始められるか?
まずは、(1)です。投資をしているか、していないか。投資に対する呪縛を解いて投資に踏み出せるか。この”1と0の溝は深いです。私は、好奇心だけであっさり突破しましたが、普通はそうも行かないでしょう。(私は普通のようで、普通とちょっと違う行動特性があったようです。アーリーリタイアしちゃったのも、そのせいかなー。)
ハードルその2 投資を続けられるか?
次は、(4)と(5)です。嵐が来ようと焦らず、快晴が続いても浮かれない。そうやって続けるには計算だけではなく経験が必要です。特に(5)のフェーズでバイ・アンド・ホールドを続けるスキル(精神力)を身に付けるために(4)のフェーズがあります。(5)のフェーズになった人が、いきなり投資を始める場合、相当な「鈍感力」が必要です。
- ご参考エントリー:投資による資産形成を始めるべきもうひとつの理由
インデックス投資の最重要プロセス
重要なのは(3)の「稼ぐ」。もう、身もふたもないですけれど、そうです。
インデックス投資で何らかの果実を得た人は、多くの場合、「本業で稼ぐ基盤」を持っています。あるいは、「強い節約力」を持っている人です。
もう一つ大切なのは、有限の人生を楽しめる何かを見つけることです。
そして、そのための時間が、インデックス投資にはあるんです。
まとめ
プロセス(3)は、人生の中でもっとも大事なのですが、必ずしも投資法ではありません。というわけで、今度、出る本では、(1)、(4)、(5)にいっぱいフォーカスしてみました。ほとんど何にもしないのに、なぜかむずかしいのがインデックス投資なんですよね。
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