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2018年5月 2日 (水)

アーリーリタイアと労働意欲 2018

アーリーリタイア指向の人の選択肢の中に、セミリタイアがあります。「少しだけ働きながらスローライフを送る」という作戦です。

私の場合

あくまで私の場合ですが、ひとつわかったことがあります。

 1年以上働かないと、ちっとも働きたくなくなった

ということです。(ここでいう「働く」とは、「宮仕え」型の仕事です)

もし、セミリタイアで少しずつ働きながら、と考えている場合は、このリスクは考慮しておくべきかもしれません。アーリーリタイアを指向される方は、少なからず仕事が嫌いだと思うので、それなりのリスクです。

「いざとなったら働こう」という作戦も年齢とともに困難になっていきますし。そう言う意味で、1年に数ヶ月は働くというスタイルの方が現実味があります。が、私はその選択はしないことにしてます(ライフスタイルの問題)。

不動産投資により収益を上げて足りない分を補おうという作戦もありますが、私にとって、不動産投資は労働そのものなので、除外されました。住人のトラブルの対応みたいなのは、私のもっとも苦手とする領域です。世の中には、訳のわからない人というのがいて(往々にして向こうから見ると私が訳のわからない人)、「そう言う人とは口をきかない」というのが最良の手段の一つと言うことに30歳くらいで気付き、人生事なきを得てきた私としては「ない選択」でした。

100点満点の答えはない

人生もお金も有限ですので、100点満点の答えはありません。もし、アーリーリタイアをしたいのであれば、足りない分を何らかの方法で埋める必要があります。私は、早期優遇退職金とインデックス投資で遅めのアーリーリタイアという解決策でしたが、人生いろいろです。

とは言え、アーリーリタイアには、とにかく辞めたいという切羽詰まったエネルギーがあって、なんとしても、となれば、セミリタイアスタイルは、当然あります。この場合、なるべく早く、投資を含めて長らくつきあえそうなスローな収入減を見つけておく必要がありそうです。それが見つかったら、早く決断した方がおトクな気もします。人生は、長期投資と同じく「出遅れ」はありませんが、スタートを決断しなければ「出遅れ」です。

この少々危うい決断があるから、私は、アーリーリタイアの道をオススメしていないのです。

余談

このエントリーは、来年、気持ちが変わるかもしれないので、「2018」としときます。それにしても、「遅めのアーリーリタイア」って、英語にすると、Late Early Retirement 。うーん、なんか変(笑)。

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