お金についてお伝えするときに大切な3つのポイント
最近、金融教育、ことに投資教育の必要性が話題に上ります。私として、大切だなあと思っている3つのポイントがあります。
その1 株式投資は本質的には善である。
良いも悪いも、世の中は資本主義、すなわち、競争でできています。学校というのは競争を排除しようとする傾向があり、多くの人が、この現実を社会に出てから知ります。できれば、子どものころから、正しく理解しておくべきです。
株式投資は本質的には善。
なぜ、経済は成長して世界は少しずつ時にあっという間に豊かになって来たのか。この理解を育むことが大切です。
その上で、ベーシックな投資方法を覚える必要がありますが、これは、「つみたてNISA」を始めてみようで良いのではないかという気もします。
その2 投資方法には悪いのもある
株式投資自体は善ですが、投資方法や金融商品の中には悪いものもたくさんあります。
普通の人に必要な金融商品は、単純なもののみでオーケーです。投資信託しかり、保険しかり。この辺の基本リテラシーは共有しておくべきです。往々にして、いい投資方法よりも悪い投資方法の方がよく知られていたりしますからね。「悪貨が良貨を駆逐する」的なことは、世の常であります。
困っちゃうのは、「明らかに悪い人」ではなく、「ちょっとだけずる賢い売り手」です。ひっかからないように自衛しておく必要があります。
その3 税金と関連する制度
投資以前に重要なことが、税金の勉強です。たとえば、確定拠出年金制度が、どう言う仕組みで、なぜおトクなのかは、そもそも所得税の仕組みがわからないとわからないのです。
極論すると源泉徴収制度にその理由があるわけです。私もそうでしたが、サラリーマンって、税金のことを会社がうまいことやってくれちゃうので、勉強しそびれるんですよね。もうコンピューターによるアシストも進んでるし、全員確定申告でも良いように思うんです。
余談
それにしても金融教育って、いつ、どこで、誰が、どのように教えるか?なんですけど、金融機関や既存の学校では難しいそうですねー。(ないしは危険) 私も、ご協力できる場があると良いんですが、こういうのは枠組みがないと難しそうですしね。と言うわけで、私としては、これからもブログであれこれ発信してゆく所存です。
もし、テキストを作るとしたら、文科省ではなく金融庁なのかな。あと、確定拠出年金もあるなあ。こっちは厚労省。うーん、ややこしい。いっそのこと、国家資産形成庁でも作れば良いのに、と思ったりもする今日この頃です。
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