定年まで使わないお金を考える
私は、リーマンショック後の10年間、「全財産を一括管理する」という考え方で運用してきました。
私の場合
結果、アーリーリタイア後どうなっちゃったかというと、全財産で見た場合、退職金で、無リスク資産の比率が大きく増えました。全財産で考えるなら、
アーリーリタイア前→ リスク資産:無リスク資産=1:1
アーリーリタイア後→ リスク資産:無リスク資産=1:3
ぐらいです。つまり、今は、
(1)年金受給開始までに使うお金
(2)年金受給開始まで使わないお金
に分けて考えてます。(1)は生活防衛資金でだんだん減って行くお金、(2)は運用資産で毎月ポートフォリオで公開しているものです。で、計画では、年金受給開始時には、全財産で見たときの リスク資産:無リスク資産の比が、1:1に戻るという算段。
無収入なので、リスクは取れないだろうと考えたんですよね。
定年まで 使わないお金を分けるやり方
私の場合、退職金を計算に入れないで運用して来ちゃったので、上記のようになってしまいましたが、算段に入れておくやり方も考えられます。たとえば、
(1)定年までに使うお金
(2)定年まで 使わないお金
に分け、(1)は、無リスク資産、(2)は全部リスク資産とするというような考え方です。
こうすると、定年が訪れると、どうなるかというと
(1)は定年までに使っちゃうお金なので、ほとんどゼロ
(2)定年の時には、リスク資産だけになるが、退職金が入るので、シニアにふさわしいバランスが取れる
となります。
実は、だいぶ昔、これと同じようなことを考えたこともあったんです。でも、できませんでした。定年まで使わないお金がいくらかわからなかったからです。あとはリスク耐性の問題もありました。
確定拠出年金は、定年まで使えないお金なので、まさに、この考え方になりますね。やはり、確定拠出年金は、100%リスク資産、100%株式クラスが良さそうです。
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