非課税口座のリバランス
最近では、確定拠出年金(DC)、つみたてNISAなど、非課税口座が、まず、ベーシックにあります。このため、ちょっと悩ましいのがリバランスです。
3つの蓄財
蓄財は、次の3つに分けられます。
(1)非課税口座(DC、NISA)のリスク資産
(2)課税口座のリスク資産
(3)課税口座の無リスク資産(貯金、個人向け国債など)
で、困っちゃいそうなのが、リスク資産が値上がりした場合。リバランスが必要になって、リスク資産の割合を減らさなければいけないときの選択です。
どんな作戦が考えられるか?
節税を最大限に享受するための基本的な考え方は、
- 非課税口座のリスク資産は、非課税期間が終わるまで売らない
です。売っちゃうと、NISAの場合、非課税枠はなくなってしまいます。なんとか、ノーセルに持っていきたい。となると、考えられるのは、
- (2)課税口座のリスク資産のつみたてを減らす。あるいは、しばらく停止する。
- (3)無リスク資産(貯金、個人向け国債など)」のつみたてをひたすらする。
なんですかね。
いずれにしても、蓄財余力がないと、この作戦は、取りづらいかも。
- 追いつかなければ、なくなく、課税口座分を売る。
と言うことになるのかなあ。DCは、運用で売っても非課税なので、そこを上手く使おうという方もいらっしゃるようです。ひとそれぞれです、
まあ、課税口座を売る場合も、値上がりして儲かったわけなので、泣くのではなく、マーケットの神さまに感謝の気持ちを込めるべきかもしれません。
余談:私の場合
私の場合は、非課税口座の恩恵にあずかれなかったこともあり(そのかわり、10%の軽減税率時代はありましたが)、単純でした。
- 課税口座のドルコストを一時停止する。
- 追いつかなければ、潔く売る。昔は、課税口座から。一般NISAができてからは、一般NISA分を躊躇なく売る。
という感じ。
税金よりもリスクが怖い、という考え方を持っていたこともありますし、一般NISAは、非課税期間が5年と短かったので、もともとリバランス用、みたいな割り切りをしていました。ただ、これは、非課税期間の長いつみたてNISAでは、まったく使えない考え方です。
今は、生活防衛資金の中に含まれる待機資金に多少の余裕を持たせているため(ご参考:前回のエントリー)、それを使って、(商品を切り換える場合や使う場合を除き)ノーセルで行きたいとは考えています。
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