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2018年5月20日 (日)

課税口座の使い分けについて考える

下記エントリーでは、いろいろ組み合わせて、世界市場ポートフォリオ、あるいは自分好みのポートフォリオを作ろう!という話をしましたが、積立金額が大きくなったらちょっと別の悩みも出てきます。

はじめに

「確定拠出年金」「つみたてNISA」「普通の課税口座」で、各資産クラスをどう振り分けるかと言う問題です。

私の場合、主たる資産形成時代に、「確定拠出年金」「つみたてNISA」もなく、結果的にほとんどが「普通の課税口座」で、NISA枠は、日本株のETF。という状態です。悩みようがありませんでした。しかし、これから、資産形成をしようというみなさんには、数々の非課税枠があります。

基本的な考え方

非課税口座は、譲渡益が大きくなりそうな資産クラスを選ぶとおトクなはずです。とするなら、

  • 課税口座は、期待リターンの大きい資産クラスに使う。

というのが(期待ははずれるかもしれませんが)基本となります。もし、私だったらどうするかなということで、いくつか考えて見ます。

案1 全世界株式にそろえる。

  • 確定拠出年金 全世界株式
  • つみたてNISA 全世界株式
  • 課税口座で、全世界株式

これは、上記の何がおトクかという基本とは無関係に、世界市場ポートフォリオを選択し、かつ楽にしようというパターン。ただ、世界市場ポートフォリオ連動型ファンドを選べなかった場合、ちょっと面倒で、日本株式+先進国株式+新興国株式に分けなくてはいけません。

案2 全世界株式(日本を除く)に振る

  • 確定拠出年金 全世界株式(日本を除く)
  • つみたてNISA 全世界株式(日本を除く)
  • 課税口座で、日本株式と全世界株式(日本を除く)

これは、日本株の期待リターンの低さを織り込んだパターン。これも、全世界株式(日本を除く)を先進国株式と新興国株式に分けておくという作戦を取る場合が多いような気がします。

案3 先進国株式に振る

  • 確定拠出年金 先進国株式
  • つみたてNISA 先進国株式
  • 課税口座で、日本株式と新興国株式と調整枠で先進国株式

これは、最小分散指向のポートフォリオで、日本株と先進国株が中心という人向きかな。

案4 新興国株式に振る

  • 確定拠出年金 新興国株式
  • つみたてNISA 新興国株式
  • 課税口座で、日本株式と先進国株式と調整枠で新興国株式

これは、新興国株式の期待リターンに賭ける場合でしょうか。新興国好きにはたまりませんが、なんだか、つみたて資金がいっぱい必要な気がします。非現実的かも。

まとめ

  考え出すと切りがない

すみません。最初っから、そうなるようなテーマでした。

日本株式に振るパターンは、私の趣味もあって、考えづらかったです。私なら、案3か、そのモディファイかなあ。

確定拠出年金はスイッチングが可能ですが、つみたてNISAは不可能ってとこも、考えるときのポイントではあります。

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