アーリーリタイアと黄金の羽の3つの特徴
私がアーリーリタイアして、あらためて気が付いたことのひとつが、「黄金の羽根は本当にあったんだ!」ということでした。
私の黄金の羽根
ここでお話しする私の黄金の羽根は、ずばり「早期退職制度」のことです。
これがあったから、私は、アーリーリタイアに踏み出すことができました。なければ、普通にリタイアして、多少の蓄財(もちろん、つみたてを軸にしたインデックス投資ですよ)を糧に多少なりとも余裕を持ったリタイア生活を送っていたはずです。で、体験的にわかったことが、あります。
特徴その1 突然現れる
黄金の羽を「制度の歪み」と定義するなら、「制度の歪み」を見つければ、黄金の羽根を手に入れることができます。しかし、多くの場合、気が付いても手に入れるのは困難です。副業禁止規定がある中でサラリーマンが法人化するのが現実的には難しいように、人件費構造の歪みから生ずるリストラの方法論としての「早期退職制度」が、狙って自分のところに落ちてくるわけではありません。
でも、人生の黄金の羽根は、突然、現れます。
特徴その2 最初は鉛色に見える
早期退職制度の対象になることは、いわゆるリストラ、戦力外通告です。普通は、うれしくない制度です。
黄金の羽根は、最初は鉛色に見えます。そして、拾った人の使い方によっては、ホントに鉛の羽になってしまいます。
私も、一瞬、ためらいました。しかし、なぜか、すぐに光り輝いて見えました。
特徴その3 拾い損ねると次はない
人生の扉(チャンス)は、探して見つかるモノではありません(でした)。あるいは、その扉が見つかったとしても自分では開くことができないのです。 誰かが開いてくれた瞬間、えいっと、飛び込むしかありません。
黄金の羽根は「拾い損ねると次はない」ということが、まま、あります。
今、拾うしかありません。なぜなら、黄金の羽根は、「制度の歪み」の産物だからです。ずっと歪み続けた状態が続くとは思われません。たとえば、私の場合で言えば、早期退職制度にしたところで、来年、発動するかどうかはわからなかったわけですし、考え方としても10年後、20年後に存在しているかどうかは疑問です。企業が賢ければ、もう少し、ローコストな歪み解消法を考え出すはずだからです。
まとめ
この3つの特徴を、私は、肝に銘じるようになりました。人生を思い返すに、せっかくあったのに拾いそびれた黄金の羽根(広い意味での出会いとかチャンス、人生の扉)って、けっこうあったような。
とはいえ、これからも、最初は鉛色に見える羽が、私の目の前に舞い降りてくるかもしれません。そのときは、拾いそびれないようにしたいな、と思うのでした。
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