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2018年4月14日 (土)

日興AMさんのETF投資懇談会 2018 その3 その他の話

日興AMさんのETF投資懇談会 その3。これでおしまいです。今回は、メモ的内容です。

その1 外国人投資家

説明の中で、株式取引の60%が外国人、30%が個人投資家、と言うような話がでていたのですが、外国人投資家のほとんどが、マーケットメイカーだそうです。そのときは、ふーんと聞いていたのですが、よく考えるとすごいことなのかもしれません。

マーケットメイカーは理論値を見て取引しているそうですから、言ってみれば、インデックスめがけて投資しているようなもの。こんだけ、たくさんのインデックスっぽい投資家が市場にいるんだとするなら、特に今のような相場が安定していないときは、アクティブ投資家の儲けどころなのかもしれません。

だからといって、私には何ができるか、というとできないので、私は、インデックスファンドを保有するだけなのでありますが。

その2 ETF運用の収益機会

少し早く到着したので雑談していたのですが、その時に伺った話です。

ETF自体も持っている株の運用(貸株する?)で収益機会があるそうです。で、その収益がどこにいっちゃうかというと、分配金に反映されているそうです。分配金って配当成分だけじゃなかったんですね。

米国では、これを原資に信託報酬をゼロにまで持って行けないかという話を聞いたことがあったので、「日本も、最近ファンドに負けている信託報酬率をこれを原資に巻き返して欲しい」「分配金ではなく、信託報酬という目に見えるところで見せる努力が必要なのではないか」などとお願いしてみました。

日本のETFは巻き返せるか?

日本のETFは、つみたてNISAショックで、かなりのダメージを受け、けっこう瀬戸際にいます。

  • いつでも取引できるのが魅力と言っときながら、流動性が低い。(これが今回の改善課題)
  • 分配金の税金分、ファンドより不利。
  • 信託報酬でファンドに負けている。
  • 購入単位が大きい。

このうち、1番目は、東証さんのタスクですが、今回説明のあったマーケットメイク制度が上手く機能すれば、改善されそうです。2番目は、ファンドが分配金を出さないのを当局がどこまで許すかなんてところも絡みます。3番目4番目は運用会社さんマターですね。

かなり昔、「米国の市場を見ていると3年後の日本がわかる」というマーケッティングの通説がありましたが、こと金融商品に関しては、10年くらい見ておいた方が良いのかも。今のファンドの低信託報酬にしたって、10年前の米国レベルと言えば、そう言えなくもないですから。米国ではETFが強いそうなので、日本もあと10年くらいしたら、ETFが主流になっているかもしれません・・・・なってたら、いいなあ。

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