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2018年3月 9日 (金)

SMT グローバル株式インデックス・オープンは最近どうなっちゃったか

モーニングスターさんです。SMTシリーズが2000億円突破しましたというニュース。 まあ、シリーズとしては商品を増やしたりしてますからね。問題は、私が持ってる元祖ローコスト、旧STAM、現SMT グローバル株式インデックス・オープンです。

SMT グローバル株式インデックス・オープンの口数

ということで、グラフです。

20180309

資産総額はなんとなく上がっているかのように見えますが、問題は口数(資産総額/基準価額で単純に計算)の方です。

  • 2016年後半に口数のピークを付けた。
  • 2016年12月〜2017年1月に口数が、がくっと下がった
  • 以後、口数横ばい。

投資家は合理的に行動しています。もう増えることはないでしょう。

信託報酬0.2%、配当込み指数が先進国株式指数の標準となった今となっては、このファンドを買う合理性はもはやありません。買うなら、i-SMTか、他社のインデックスファンドでしょう。

何というか塩漬け状態。この場合の塩漬けは、

  • 個別株で値段が下がりすぎて売るに売れなくなった状態

では、もちろんなく、

  • 信託報酬が見劣りするので売って買い換えたいけど、利益確定で税金払わなくちゃいけないので売るに売れない状態

であります。

(バイアンドホールダーなので売らないのは本来普通ですけどね。)

スイッチング非課税制度が欲しい

日本の健全なインデックス投資環境の実現のためには、インデックスファンドの統廃合というのが必要だと思うんですよね。しかし、税制が邪魔をしています。

  • スイッチング非課税
  • 償還時非課税

みたいな制度を作って、投資家主導で、インデックスファンドの統廃合を加速すべきだと思うのです。同一指数へのファンド買い換えは、年に一回のみ非課税とかならないかしら。これでは、過去の相場を根雪のように支えた長期ホルダーが報われません。統廃合が進めば、よりよいインデックスファンドの規模が大きくなり、昨今の超低コストにも一定の合理性が出てくるはずです。

それにしても、SMT グローバル株式インデックス・オープン、5年後はどうなっちゃうんだろうな。

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コメント

SMT グローバル株式インデックス・オープンを保有しており、塩漬けにしている一人です。登場当初は低コストインデックスファンドの代名詞で、昨年秋まで約9年積み立てました。しかし、楽天全米の設定により積み立てを止めました。

おっしゃるとおり、このファンドの行く末が不安です。同じような方がおり、共感でました。

投稿: 結城彩霧 | 2018年3月 9日 (金) 08時06分

わたしもそうですが、同じ理由で保有だけにしてる人も多いでしょね。
わからないのは、ちょっとだけ名前を変えて低コストのファンドを出すということ。業界の情勢を見ながら信託報酬の引き下げをして継続してるファンドもあります。変動金利の定期みたいな運用方針ですよね。
三井住友さんも いたずらに新しい商品を増やすんじゃなく、弾力的に信託報酬を変えながら継続させる方が期限なしのファンドとしては正常な姿だと(素人は)思うんですが。。

投稿: やました | 2018年3月 9日 (金) 23時02分

皆様コメントありがとうございます。
>結城彩霧様
 暴落したとき、一気に乗換えが進んじゃうんじゃないかと、期待・・・じゃなかった、懸念しております。

>やました様
 地銀などなどへ販路を拡大しすぎて、販売会社に説明しきれないから、というのが理由のようです。説明すれば良いのにね、と私は思うんですけどね。

投稿: NightWalker | 2018年3月 9日 (金) 23時17分

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