インデックス投資と人的資本
インデックス投資とは、インデックスファンドを買うってことなので、それ以上でもそれ以下でもないのですが、たまには、それ以上の部分に対する私の考えを書いてみようかなと思います。
普通の人の資産形成で最も大切なこと
私が考える庶民の資産形成は、こんなスキームです。
(1)収入ー支出を正攻法で確保する。
(2)貯金だけではなく、インデックスファンドを買うことで蓄財を多少加速する。
(3)リスク資産と無リスク資産の比率で速度を調整する。
重要度で言えば、私のイメージはこんな感じ。
(1)が50% で(3)が、40%。
運用方法である(2)は、10%。
私は、自己の収支と資産配分が重要と考えているのです。
人的資本は大切だけれど
インデックス投資というのは、「運用益」よりも「普段の稼ぎ」を重視する人が選びやすい投資方法だと思います。
「普段の稼ぎ」とは、言い換えれば、人的資本です。人的資本という概念については、賛否があります。
私は、自分をお金を産み出す機械と見立てれば、そういうものはあるんだろうな、と思う派です。実際、働いてなければ、リスク許容度も低下する傾向があると言うことは、やはり、収支は、資産運用に何らかの影響を与えていると考えた方が良さそうです。
ただ、人的資本を、収入で考えるというのは、ちょっと違うかなーと。企業で言うところの利益、つまり、収支で考えた方が良いのかなとは思います。いくら年収1,000万円でも、いっぱいお金を使ってしまって貯金できない人は、年収が300万でも倹約している人より資産価値は低いと私は考えます。
問題は,人的資本のリスク。いつ仕事がなくなるかわからないので、人的資本のリスクは、かなり高い上に、分散も不可能です。実際には、ポートフォリオとして計算するのは、無理があるんじゃないかなあ、と考えています。
てなわけで、人的資本は大切だけれど、人的資本のリスクを算定するのは難しいのでポートフォリオに組み込んで考えるのには無理がある、と言うのが私の整理です。
なので、普段は人的資本のことは忘れて、運用資産だけを見れば良い、見るしかない、というお話を、今や、人的資本が限りなくゼロに近い私がしてみました・・・まてよ、「年金」分くらいの資産価値はあるのか。何歳まで生きるかわからないけど。。。
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