アーリーリタイア後、人間にはどの程度の休息が必要か?
以前こんなエントリーを書きました。
前回は半年、今回は今のところ1年3ヶ月の休息
この記事を要約すると、
- 何十年も働いていると、本人も気が付かない「見えない疲労」が蓄積されているようだ。
- 半年休んだが、ようやくスイッチが入る兆しが見えた。
で、その後しばらく再修行したんですが、やっぱり半年くらいの休息では疲れは取れてなかったような気がします。
そんなこんなで、今度は、サラリーマンはもう止めたという不退転の決意でもって、完全アーリーリタイアすることになりました。それから、1年と3ヶ月。疲れは取れたかというと、今ひとつ、取れていないような気もします。
アーリーリタイアの副読本であるこの本↓から、再度引用します。
誰もが五年から十年ごとにサバティカルを取るべきだ。体と魂を若返らせ、新鮮な気持ちで仕事を続けるために。
サバティカルには最低6ヶ月は必要だろう。
この本では、「サバティカル」という概念が提唱されていて(単行本版p149) 、サバティカルとは、古代ユダヤ人が7年目ごとに休耕した安息年のことだそうです。
人間には、どのくらいの休息が必要か
人生の岐路に立ったとき、いったん休むという選択をする人は、それなりに疲れているはずです。
実に個人差のある話ですが、もし、古代ユダヤ人に習うなら7年働いて1年休みですから、通算30有余年働いた私としては、4〜5年休めばつじつまが、合うはずです。とするなら、前回6ヶ月+今回1年3ヶ月=1年9ヶ月。あと、2年3ヶ月〜3年くらい休むと良さそうです。(もちろん仮説)
それにしても4〜5年って、大学に行けるくらいの時間ですね。私の場合,大学に行ったら、試験があってストレスになって、休息にはならないような気がします。なにしろ、就職して10年くらいは、就職が決まったのに単位が取れなくて卒業できないという悪夢を見続けてたくらいですから。
人生100年時代です。これからもがんばりますけど、やる気スイッチが入るのいつの日なのか。我ながらこうご期待です。ちなみに空元気スイッチくらいはすでに入ってます(笑)。
こういうのは,人それぞれだと思うんですけど、アーリーリタイアした人って、実際どうなんでしょうね。
コメント
初めまして。
いつも楽しく拝読させていただいております。
私、昨年の春に早期退職しました。彼是一年が過ぎようとしていますが、いまだ「サバティカル」中です(笑)
退職時には、何か別なことを始めるつもりでしたが、やはり潜在疲労が重かったようです。思考ではそろそろと考えつつも、なかなかスイッチ・オンになりませんね~。この記事のとおりです。
投稿: M | 2018年3月16日 (金) 09時49分
>M様
コメントありがとうございます。
なりませんよね〜。
スイッチ・オンのためには、休息はもちろんですが、何か外からの「ドアノック」が必要な気もしています。時折ある、そうした「きっかけ」には、なるべくお応えするようにしてはいますが、いまだリハビリ感でいっぱいです(笑)。
投稿: NightWalker | 2018年3月16日 (金) 10時29分
> 何十年も働いていると、本人も気が付かない「見えない疲労」が蓄積されているようだ。
俗に言う「慢性疲労」というやつでしょうか。
私は最近、疲労が抜けなくなってきました。
やはり、長年に渡る疲労が蓄積されていて、蓄積された疲労がある閾値を超えて一気に噴き出したんじゃないかと思っています。
土日の休日も、実際には掃除洗濯や平日に出来ない用事の消化などをやっており、完全に休みとはいえない状況です。
1年に一回くらいは2週間位休みを取って、じっくり休養したいと思うのですが、今に日本では、そんなことは夢のまた夢です。
日本も、もうちょっと休暇取得に寛容になってほしいものです。
投稿: 見知らぬ男 | 2018年3月17日 (土) 21時45分
見知らぬ男様
コメントありがとうございます。
>1年に一回くらいは2週間位休み
働き方改革は、フランスに見習って、この辺からやって欲しいような気もします。
投稿: NightWalker | 2018年3月17日 (土) 22時41分