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2018年3月18日 (日)

自分のリスク度合いをさくっと知るには?

さて、昨日の続きみたいですけど、去年は、サブプライムショックから、まる10年 今年はリーマンショックから、まる10年目です。

いつかは暴落する

未来を予測するのは、不可能ですが、あたりそうな予測のひとつに、

 いつかは暴落する

というのがあります。

毎年、暴落本を書いておけば、いつかは当たる、みたいな。そりゃあ、いつかはねー、ということなんですけど、「いつか」なので、たちが悪い。

常に、準備しておかなければ、いけません。心構えについては、急落に備える7箇条に書きましたが、今回は、ちょっと、違う観点から。

その1 リスク資産が半分になった時のことを考える。

インデックスファンドと言えど、忘れてはいけないのが、リスク(価格の変動)は、それなりに大きいこと。

リスクは、現代ポートフォリオ理論の計算モデルというのがあって、かつては、わたしも、資産全体のリスクを細かく計算していたこともあったのですが、相関係数(分散する資産同士の相関関係)は揺れ動くし、期待リターンは結局、自分の勘で決めてるしと、余り意味がない、というのが今の私の整理です。なので、今は、標準偏差をえいやっと、20%。2.5倍×標準偏差=50%くらいの変動を見ておけばいいんじゃないか、とアバウトに考えています。

たとえば、株式資産クラスの投資信託が100万円分あって、それが半分になった時のことを考え、ついでにその時に職を失っている状態(暴落しているときは、経済も悪くなることがあります)を想定してみるわけです。私に至っては、すでに失職状態です。

もし、耐えられそうもなければ、もう少し、リスク資産を少なくした方が良いかもしれませんし、つみたてを始めたばかりだと、まだまだ、大丈夫かな、と思えたり、とまあ、ひとそれぞれなのです。

その2 リスク資産の比率を知る。

その上で、(耐えられそうなリスク資産の金額)/(全金融財産) を計算してみましょう。

これが、ひとまずの、自分自身のリスク許容度です。

たとえば、全財産が300万円で、耐えられそうなリスク資産が100万円だとしたら、33%がリスク許容度です。

「ひとまずの」と書いたのは、このリスク許容度というのを見極めるのは、なかなか難しいからです。全財産の規模によっても変わるし、家計の収入構造によっても変わるし、世帯構造なんかでも変わります。もちろん、自分自身のメンタリティでも変わります。

ちなみに、私の場合、いまの比率に到達するのに10年くらいかかりました。

でも,考え出さないと始まりません。

まとめ

普通の人の投資道において重要な2大ファクターが、リスクとコスト。

今回は、リスクの話でした。

初心者のみなさんにお伝えしたいのは、「リスク」は、「危険」という意味ではなく、金融の世界では、しばしば 「変動」という意味で使われること。「リスク」「リスク」といっぱい書かれて(書いちゃったけど)、嫌な気持ちにならないでくださいね。

というわけで、リスク許容度というのは、変動許容度ということなんですね。

リスクの話は、これからも同じようなことを何度も何度もいろんな視点で書く予定です。私もすぐ忘れちゃうからなんです。

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